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焦りで仕事が進まない原因と対処法
「早くあの仕事をしなくちゃ・・」
「上司から催促されるかも・・」
「仕事が遅いと思われたら嫌だな・・」
こんな言葉が頭に浮かんで、胸のあたりが締めつけられるような焦りを感じることがありませんか?
誰しも焦りを感じることはあると思いますが、不安や緊張が高まったままだと、集中力の低下や作業効率の悪化、ストレスやイライラがたまったりするなど、仕事に悪影響を与えるリスクが高まります。
中でもバックオフィスなど、細かなミスも指摘されるような仕事の人や、控えめで真面目な人ほど仕事を抱えてしまうことで、さらに焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。
今回は、仕事で焦りを感じてしまう人に向けて、焦りの原因と対策、焦りを和らげる方法などを紹介します。
焦りで仕事が進まない原因と対処法
焦りの原因はいくつかあると思いますが、ここでは外的要因と内的要因の2つを上げながら、対処法も合わせて考えてみたいと思います。
仕事の負荷が高く時間に追われている
まず外的要因として、仕事の負荷が高すぎる場合が考えられます。
仕事の質が高すぎたり、量が多すぎるために余裕がなくなり、焦りを感じてしまうのです。
その場合は以下の対処法が有効です。
仕事の優先順位を整理する
仕事の負荷が高いときは、頭の中が一杯で余裕がなくなりますよね。
目の前にある仕事は本当に今やらなくてはいけないものなのか、後回しにしても問題ないものなのかさえ、よくわからなくなってしまいます。
そこで、焦りが出てきたら仕事の優先順位を整理することをオススメします。
紙に書き出して自分の仕事全体を俯瞰して見てみると、それほど焦る必要もないことに気づけたり、優先順位を整理することで自分にとって重要な仕事から順番に取り組むことができるようになります。
さらに、いったん落ち着くことで作業の効率を上げることもできます。
また、やらなければならない仕事、やらなくてもいい仕事を分類するなど取捨選択することで、仕事の負荷を減らすことができます。
仕事を分割して考える
仕事には今すぐに終わらすことができる小さなものから、長期間に渡るものやチームとしてプロジェクトを組んで行う大きなものもあります。
仕事で焦りを感じてしまいがちな人は、仕事の大きさにフォーカスしてしまうあまり、過度に責任感を感じたり、自分に対して高い目標を設定し、それが達成できないと自分を責めてしまうなど、焦りの元になっていることもあると思うのです。
しかし、大きな仕事でも分割してみれば、小さく仕事の積み重ねです。
小さく分割した仕事にフォーカスを向けて取り組むことで、焦りを減らし、仕事を効率的に進めることができるようになります
集中する時間を確保する
仕事の負荷が高い時は、どうしても仕事の作業時間も不足します。
この不足時間をすぐに作り出すことができればいいのですが、難しいときもありますよね。
そのときは、今の時間管理を効率化していくことが必要になります。
オススメするのは、集中する時間を確保することです。
例えばメールが届いても見ない、携帯が鳴っても出ないなど、雑音をシャットアウトしてから作業することで、作業効率を上げることができます。
あとは、適度な休憩です。
仕事の負荷が大きいからと何時間もぶっ通して作業をしても、疲れがたまって集中力が低下するだけです。
作業と休憩を交互に行うことで、身体と頭をリフレッシュさせることで疲れを蓄積せず、効率的に作業することができます。
スケジュールを見直す
スケジュールを見直し、時間に追われる状況を改善していきます。
余裕のあるスケジュールを作成するためには現在のスケジュールを分析し、時間をかけすぎている仕事や予期せぬ問題が生じる可能性の高い仕事を特定していきましょう。
スケジュールをいったん決めると、そのとおりにやらなくてはいけないと自分を縛ってしまうことがあると思います。
スケジュールどおりに仕事をこなすことは大切ですが、焦りながら仕事を進めてもミスを誘発したり、心身が疲弊することになります。
なので、仕事のスケジュールを柔軟に再調整することで、より現実的なスケジュールを作成していきましょう。
スケジュールを見直すことで時間を有効に使うことができ、余裕を持って作業を行うことができます。
不安や自信のなさなどを抱えている
次に内的要因として、自信のなさや不安が焦りの原因になる場合があります。
自分自身の能力やスキルに自信が持てない場合、仕事に積極的に取り組むことができなくなり、焦りを感じることがありませんか?
また、新しいことに取り組むときなどは、失敗したくないという思いが出てきて、仕事に取り掛かることができず先延ばしにしてしまうことで、時間が足りなくなることもあるでしょう。
こうした場合は、以下の対処法が有効です。
過剰なプレッシャーから自分を解放する
不安や自信がもてないときは、仕事を進めることに過剰なプレッシャーを感じることがあります。
そのプレッシャーから自分を解放することは、健康的な心理状態を維持するために重要です。
たとえば、仕事を自分だけで抱えるのではなく、他人に任せることができる仕事や責任を見つけてみるなど、抱えているものを手放すことで自分に余裕を持たせることができ、心の負担を軽減することができます。
また、上司や先輩に相談することも有効です。
上司や先輩は、経験豊富な人々であり、自分自身が抱える問題についてアドバイスをくれたり、解決策を提供してくれることがあります。
自分に適切な目標を設定する
長期的で高い目標ではなくて、自分に適した達成できる短期目標を設定していきましょう。
その目標に対して少しずつ進めていき、達成感を味わうことで自信を取り戻すことができます。
短期的な目標であれば、より具体的な行動計画を立てやすくなりますし、これからの道筋を明確にすることができます。
失敗に対しても「失敗は悪いこと、してはいけないこと」のようにとらえるのでなく、たとえ失敗しても「それは挑戦した結果、前に進んだ結果」のようにとらえ直していきましょう。
このように前向きな考え方を持てると、モチベーションを高め仕事に積極的に取り組むことができますので、不安を和らげることができます。
自分の不安を和らげる言葉を用意しておく
あなたが自分の不安を和らげることができる言葉を持っておくと、自分自身を励まし自信を持って行動することができるようになります。
例えば、次のような言葉を考えておき、不安になったとき、つぶやいてみてはどうでしょう。
「大丈夫、心配することはない、上手くいくだろう」
「私は自分自身を落ち着かせることができる」
「私はこの状況に対処できる」
こうした言葉に効果があるだろうか・・と思うかもしれませんね。
でも、ときに言葉は大きな威力を発揮します。
子供がケガをしたとき「痛いの痛いの飛んでいけー」と、おまじないをかけると子供の表情が和らぎますよね。
暗示効果もあるでしょうが、言葉には気持ちを変える力がある証拠です。
不安や心配ごとがあるときは「大丈夫、なんとかなる」など、自分へのおまじないを用意しておくとラクになれます。
思い込みを手放す
あなたは「自分は〇〇ができない」「自信がない」と思い込んでいたけど、やってみたら案外うまくいった経験がありませんか?
仕事に対して自信がないと感じるときは「自分には能力がないからムリ」と思い込みがちですが、ただ知識が不足していただけだったりすることもあります。
それなら、その知識をつければいいだけと考えられますよね。
他にも、実は過去に類似の経験があり、その経験を今回の仕事に活かすことができたりもします。
自信がないと感じたときこそ、冷静さを取り戻し、焦りを和らげるために自分自身にとって不要な思い込みは手放していきましょう。
仕事の焦りを和らげる他の方法
ここまで、焦りを抱える原因とその対処法について、外的要因と内的要因の両方を説明してきました。
しかし、焦りを和らげる方法はそれだけではありません。
他にも以下のような方法があります。
深呼吸をする
深呼吸は、自律神経を整え、心身のリラックスを促すことのできる身近な方法です。
さらに身体的な効果だけでなく精神的な効果もあるため、ストレス解消にも役立ちます。
深呼吸をする際には、お腹を膨らませるようにすると、呼吸が深くなり効果的です。
朝や昼休み、トイレ休憩、仕事の合間など、忙しい毎日の中でも深呼吸をする時間を確保していきましょう。
深呼吸を習慣化することで、心身ともに健康的な状態を保つことができます。
ストレッチや運動をする
バックオフィスなど社内で働く人は、一日中パソコンの前に座りっぱなしの人も多いでしょう。
そんな人はとくに体を動かすことで、ストレスや不安を解消することができます。
なぜなら運動によって、脳内物質のセロトニンやドーパミンが分泌され気分が上向きになるからです。
さらに、ストレッチや運動は、身体だけでなく精神面にも良い影響を与えます。
例えば、集中力や睡眠の質が向上したり、自己肯定感が高まることもあります。
以上のように、ストレッチや運動は心身の健康に良い影響を与えるだけでなく、日常生活においても役立つことが多くあります。
自分を褒める
仕事をしていて注意されることはあっても褒められることはあまりないと思います。
そこで定期的に、あなたが達成したこと、困難を乗り越えたこと、そしてあなたが誇りに思うことを書き出していきましょう。
たとえば、あなたが仕事で会社に貢献した場合、あなた自身に「これは素晴らしい仕事だった」「よく頑張った」などと言ってあげてみてください。
自分で自分を褒めるなんて、なんか照れくさいと思うかもしれませんが、自分自身を褒めることで自己肯定感が高まるので自信につながります。
自信を持つことができれば、焦りや不安を減らすことができます。
自己肯定感を高めるために、自分自身を褒めることを習慣化してみてください。
最後に
今回は、仕事で焦りで仕事が進まない原因と対処法についてお伝えしました。
仕事で焦りがよく出てくる人は、その原因が外的なものか内的なものか、一度考えてみてください。
その要因ごとに自分自身の状況を把握し、対処していくことをおすすめします。
この記事を書いている私自身も焦りを感じることがありますが、今回お伝えした方法を実践するとラクになることを体感しています。
「焦りは禁物」ということわざがありますが、焦って仕事をしても、やり直しになるのなら時間の無駄になりますし目標からも遠ざかってしまいます。
自分自身が「ちょっと焦っているなあ」と感じた時は、席を立って深呼吸のひとつでも入れてみましょう。
それだけでも効果はありますよ。