不安で仕事に集中できないときの3つの対処法

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あなたは仕事をしているとき、意識が未来に飛んだり、過去に飛んだりして、今ココに集中できないときがありませんか?

例えば、上司や部下から言われた傷つく一言が思い浮かび、モヤモヤしてしまうときは、意識が過去に飛んでいます。

「来月のプレゼンで失敗しないだろうか・・」と不安になり、モヤモヤしているときは、意識が未来に飛んでいる。

こんなときは、「自分の心ココにあらず」で、目の前の仕事に集中できませんよね。

そんなとき、セルフコーチングのスキルが役に立ちます。

今回お伝えするスキルは「心=頭=言動」を一致させていく方法です。

これができると、今ココにエネルギーを集中できるようになり、自分への信頼や他者からの信頼にもつながります。

目次

不安で仕事に集中できない理由

仕事をしていて、意識が未来に飛んだり、過去に飛んでしまう理由の一つは「不一致」がおきているからです。

不一致とは「心 ≠ 頭 ≠ 言動」となっていて、一貫していない状態のことです。

この状態では、ずっとモヤモヤを抱え、集中できずエネルギーを浪費することになります。

他にも、疲れやすい、アイデアがまとまらないなどの悪影響が出てきます。

では、不一致とは、どういう状態なのか、例を出して説明してみます。

例えば、上司から、

  • 「そんなこともできないのか!」
  • 「やる気がないのか!」

こんな言葉を投げつけられて、傷ついたことがあるかもしれません。

このとき、どんな不一致が起きているか考えてみます。

心でおきていること

まず、人は心の中で「自分には価値がある。その価値を下げたくない」と思っています。

これは人間、誰しもそうですよね。

「自分は価値ある人間として生きていきたい」という欲求は誰しも持っているものです。

そうでなければ、何のために生きているのかが、わからなくなってしまいます。

でも、上司から傷つくような言葉を投げつけられたとき、

心では「自分は否定された=自己価値が下がった」と、感じているのです。

感じるというよりは「思いこんでしまう」と言ったほうがいいですね。

頭でおきていること

次に頭の中では、どのようなことがおきているかというと

  • 「腹が立つ!でも、あんな人だから仕方がない・・」
  • 「人は考え方も価値観も異なるからしょうがない・・」

価値を下げられた自分を守るためにも、このように自分に言い聞かせようとします。

でも、言い聞かせたところで、スーッと軽くなるわけではなく、心は傷ついたままです。

要するに、心の中ではひどく傷ついているのに、頭の中では「仕方がない」と言い聞かせてフタをしようとしている。

「心 ≠ 頭」の状態になっているわけです。

言動でおきていること

そして言動では、同僚や友人などに、

「あの上司ちょっとおかしいよね」
「こんなことがあったけれど、どう思う?」

など、ぶつぶつ愚痴をつぶやいている。

頭の中では仕方がないと言い聞かせながらも、「あの上司おかしいと」言っているわけです。

これは、自分が否定されたことを納得できないから「あの上司おかしいよね?」と、友人らに質問することで同意を得ようとしているのです。

つまり、「頭 ≠ 言動」の状態になっています。

ここまで説明してきたように、「心 ≠ 頭 ≠ 言動」の状態だと、自分の中で軸が持てずバランスが悪くなります。

だから、モヤモヤするし、出口のない部屋に閉じ込められたように苦しくなります。

自分のエネルギーも有効に使えないし、今ココに集中することもできません。

不安で仕事に集中できないときの3つの対処法

では、「心=頭=言動」を一致させるためにどうすればいいかを考えてみます。

①言動を変える

対策の1つ目は「言動を変える」ことです。

上司から否定的なことを言われて、受け入れることができないのであれば

  • 「そんな言い方はない」
  • 「あなたが間違っている」

と、自分の本音を言葉にします。

受け入れることができない、納得できないという自分の感情を、そのまま言葉にして表現するのです。

これは、頭で「腹が立つけれど仕方がない」とフタをするのではなく、言葉にするので「頭=言動」になります。

そういわれても上司に本音をぶつけるのは難しいと思われるかもしれません。

たしかに、そのとおりですが、例え上司だとしても、時と場合によっては、ハッキリと伝えることも必要です。

②頭を変える

対策の2つ目は「頭を変える」ことです。

どう変えるかというと、自分のいいところ、価値あると思うところに意識を向けていきます。

先ほどお伝えした例として、人は心の中で「自分には価値がある。その価値を下げたくない」と思っています。

一方で、頭の中では「自分の価値を下げられたけど仕方がない」と言い聞かせてフタをしようとしています。

だから、頭の中で、

  • 自分にはこんないいところがある
  • こんな実績もある

などと、自分の価値あることに意識を向け、言葉にすることで、自分を認めていくのです。

認めていくと、下げられたと感じていた自分の価値を上げていくことにつながります。

すると、心の中の「自分には価値がある」と、頭の中の「自分にはこんないいところがある」が一致し「心=頭」になります。

③心を変える

対策の3つ目は、心を変えることです。

ここが一番効果のある方法です。

上司の言葉によって「自分を否定された=自分の価値が下がった」と感じているのなら、この思い込みを外していきます。

上司から傷つくような言葉を投げかけられたとしても、自分を否定されたわけではない。

相手の言葉と自分の価値はそもそも関係ない。

自分の価値は自分で決めるもの。

このように自分の心の中で腑に落としておくことで、頭で言い聞かせる必要もないし、言動で愚痴をつぶやく必要もなくなります。

今回、お伝えしたい一番大切なことは、この「心=頭=言動」を一致させることです。

一致させると、自分の中で軸ができ、一貫性も出てくるので、ブレにくくなります。

逆に、心、頭、言動が一致していないときは、必ずモヤモヤ感が出てきます。

過去や未来に意識が飛んで、何かしっくりしてない感覚は自分でもきっとつかめるはずです。

そのときは、心、頭、言動のどれが一致していないのか、自分で探ってみてください。

そして、その状況に適した対策をすれば、今ココに集中できるようになり、エネルギーもわいてきます。

あなたの未来の目標にも、今よりグッと近づくことになります。

今回は、3つの方法をお伝えしましたが、言葉を変えるよりも、心を変える方法のほうがより本質的な解決に結びつきます。

心を変えていく具体的な方法は、今回お伝えしませんでしたが、セルフコーチングのスキルを学べば実践できるようになります。

仕事に集中できないときは紙に書き出す

この記事を書いている私も、悩みや不安により、意識が過去や未来に飛ぶことがあります。

飛ぶことは決して悪いことではなく、誰でもおこることだと思っています。

でも、よくないのは、意識が飛んでいることに気づかずに「いま、心ココにあらず」になってしまうことです。

それでは、仕事に集中できませんし、エネルギーも浪費するだけになります。

だから、まずは意識が飛んでいることに気づいていきましょう。

その方法のひとつとしては、モヤモヤしてきたときに、紙に書き出すことです。

上司から傷つくような言葉を言われたこと、来月のプレゼンを不安に感じていること。

思いついたことを、言葉にしてみてください。

書き出した言葉を眺めるだけでも、客観的な視点が持てるようになり、意識が過去や未来に飛ばなくなります。

セルフコーチングでは、頭の中を紙に書き出すことをよくやります。

効果的なので、ぜひ試してみてください。

最後に

今回は、悩みや不安で仕事に集中できないときの対処法をお伝えしてきました。

「心=頭=言動」が一致すると、他者からも信頼されるようになります。

例えば、心の中で思っていることと、言動が一致していない人をみると「この人、信頼できないな・・」と思うことありませんか?

逆に「あの人の言葉は本心だ、言動も一致している」と思う人もいるはずです。

そういう人は、信頼できる人ですよね。

それに、自分の中のモヤモヤも減りますし、言動にも自信が持てるようになるので、自己信頼も生まれてきます。

もし、悩みや不安があり、モヤモヤして集中できないのなら、「心=頭=言動」のどこかに不一致がないか意識してみてくださいね。

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