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仕事の目標が見つからない理由と今すぐできる解決方法
あなたは「仕事の目標が見つからない・・」と、悩んでいませんか?
そもそも会社から目標がおりてきていないから見つけようがない。
だから「日常業務がうまく進めばそれでいい」と思っているところがある。
でもこのままでは、スキルも身につかない、実績も出せない。。
転職や起業するとき、何もアピールできるものがなくマズイ。。
もし、このような状態にいるのなら、今回の記事で目標を見つけるコツがわかります。
そのコツとは、目の前の小さな視点ではなく「1つ上の視点を持つこと」です。
仕事の目標が見つからない理由
まずはじめに、なぜ仕事の目標が見つからないのか理由を考えてみます。
理由の一つとして「自分の身近な視点でしか目標を考えていないこと」があげられます。
その具体例として、私の事例で説明しますね。
私は会社員時代、中小企業の総務担当者でした。
当時、目標に掲げていたのは、経費のコストダウンです。
売上をあげることができないバックオフィス部門として、取り組みやすいのは「コストダウン」ですよね。
例えば、事務備品やコピー代をコストダウンする目標を掲げます。
でも、コストダウンできる金額は微々たるもの。
細かく管理しすぎて嫌がられるなんてこともありました。
結果として、大きな成果につながらないし、実績にもなりませんでした。
このように身近な業務内で「個人視点」のままだと、短期的で小さな成果の目標になりがちです。
もちろん、小さな成果でも会社に貢献していることはかわりません。
ただ、あなたは目標を見つけることで、もっと成果を出したい、活躍したいと思っていますよね。
目標が見つけられなければ、ただ時間が過ぎ去るだけで、あなたのキャリアをつくっていくことができません。
会社があなたのキャリアを考えてくれることはありませんし、仕事人生を保証してくれるわけでもない。
いざというときに備えて、自分で目標を見つけ自分でキャリアをつくっていく必要があります。
仕事の目標が見つからないときの解決法
では、どうすれば仕事の目標を見つけることができるのか?
自分の視点を上げる
その方法は「自分の視点を上げること」です。
下記の表のように、下から順番に視点を上げて考えていくのです。
個人視点が考える
まずは、個人視点から一つ視点を上げて「部署視点」で目標を考えていきます。
例えば、総務や人事の人なら
- 社員のモチベーションを高めていく方法がないか?
- 社内の組織を活性化させるためには何が必要なのか?
を考えて、目標を見つけていくのです。
経営者視点で考える
さらにもう一つ上の視点になると「経営者視点」になります。
- この会社を業界ナンバーワンにするにはどうすればいいか?
- 他社に真似できない独自商品をつくっていくにはどうすればいいか?
経営者なら、日頃から会社視点で仕事を考えているはずです。
業界視点で考える
さらに、その上の視点が、業界の視点になります。
「自分の会社が属している業界がもっと社会に貢献していくためにはどうすればいいか?」
と考える視点です
社会視点で考える
そして、視点の一番上が、社会視点です。
「いまの社会、世界に貢献するにはどうすればいいか?」の視点です。
社会視点で例をあげるとすれば、ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井さんのような視点でしょうか。
ユニクロの企業理念には
服を変え、常識を変え、世界を変えていく
本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します
と、書かれています。
つまり、服で人々を幸せにするという視点で事業に取り組んでいます。
ユニクロが社会視点で商品をつくり販売することで、私たちは品質がよく安価な商品が買えます。
つまりはあらゆる人に利益をもたらしているとも言えますね。
このように自分の視点をあげて考えていくと、会社を超えて業界や社会にも影響をもたらす仕事ができるかもしれません。
視点を上げると異なる発想が浮かぶ
いまの個人視点から
- 部署視点
- 経営者視点
- 業界視点
- 社会視点
へと、視点をひとつずつあげていくと、仕事の見方が変わります。
すると、これまでとは異なる発想が浮かぶので、目標が見つけやすくなります。
このとき、注意してほしいのは「自分は一般社員だから、経営者視点で考えても仕方ない」と考えてしまうことです。
でも、一度、上の視点で考えてみることに意味があります。
上の視点で考えた目標が自分にとって、とてつもなく大きく見えても、その中から自分のできることを見つけていけばいいのです。
視点はゆっくり、ひとつずつ上げていく
そうは言っても、経営者視点や業界視点で考えるのは「ちょっと現実的ではない」と思うかもしれません。
視点はひとつずつ上げていく
そのため、視点はゆっくり、ひとつずつ上げていけばいいのです。
あなたが、一般社員なら「部署のリーダーはどう考えているのか?」と、その人の立場になりきって視点を変えてみます。
あなたが課長や部長なら「経営者は何を望んでいるのか?」と考えてみる。
私は中小企業で働いていたとき、目標を見つけられないときがありました。
自分で考えて目標を立ててみても、微々たるコストダウン止まり。
そこで、社長の視点に立って目標を考えてみたのです。
視点をあげる事例
社長は「ほしい人材が集まらない・・」と愚痴をこぼすことがあったので、これを目標に設定しようと考えました。
当時は、ほしい人材が面接にはきてくれるけれど、内定を辞退されることが多かった。
給与面や会社の規模で比較されると、大企業には太刀打ちできません。
そこで、考えたのは「内定辞退をされないようにするにはどうすればいいか?」です。
そのため、心理学を学んで面談で活用することにしました。
心理学を活用すると、内定辞退が減って「この会社で働きたい」と言ってくれる人が増えたのです。
このように、自分の視点を上げていくと、目標が見つかりやすくなります。
その目標は長期で取り組むものが多くなるでしょう。
逆にすぐ達成できるものならば、転職や起業でアピールできる実績にはなりにくいです。
視点を上げて長期で取り組んでいくと、あなたのキャリアは確実に上がります。
仕事の目標を見つけるメリット
日々の仕事が充実する
仕事の目標を自分で見つけることにより、目標の達成意欲がわいてきます。
なぜなら、会社から言われたからやるのではなく、自分で決めた目標だからです。
すると、達成するために優先順位を決める、不要なことはやらないなど、仕事の取捨選択もできるようになります。
目標を達成することで自己効力感も高まり自信がつくので、日々の仕事にハリが出るし周囲からも認められるようになります。
モチベーションが高まり持続する
目標が見つかると、日々の小さな仕事でも目標につながっていることを意識できるようになります。
だから、モチベーションを持続させることができます。
細かで雑務と思われるような仕事でもモチベーションを下げることなく、積極的に取り組めるようになります。
スキルアップできる
目標を見つけて仕事をこなしていくことで確実にステップアップできます。
目標を達成するために自主的に勉強したり、上司や先輩から教えてもらう時間を確保することもあるでしょう。
スキルアップしていることを実感できるようになるので、仕事がおもしろくなるし、仕事のスキルも上がっていきます。
仕事の目標設定するときの5つのポイント
ここでは、仕事の目標が見つかり、具体的な行動に落とし込むときのポイントについてお伝えします。
あなたは「SMARTの法則」を聞いたことがあるでしょうか?
SMARTとは
- 「Specific」明確にする
- 「Measurable」測定できる
- 「Achievable」行動で実現できる
- 「Relevant」価値観につながっている
- 「Time-bound」期限がある
それぞれの頭文字をとった言葉です。
この5つの視点で目標を明確化しておくと、達成にグッと近づきます。
例えば、新たに「社内教育制度導入」を目標にしたときは、次のように設定していきます。
- 明確にする/社内教育制度の導入
- 測定できる/制度を社内に周知して利用者が発生したとき
- 行動で実現できる/運や才能ではなくて、自分で行動すれば達成できるものである
- 価値観につながっている/どんな人にどのように役に立つことか明確である
- 期限がある/○年○月○日までに導入する
なぜ明確化しておくかというと、目標が曖昧のまま進んでしまうことがよくあるからです。
あなたは「目標を設定したものの期限を決めていない」「どうなれば目標達成になるのかわからない」ことがありませんでしたか。
明確に決めておかないと、人は流されてしまいます。
そのためSMARTの5つの視点で目標を設定することをオススメします。
最後に
今回は仕事で目標が見つからない理由と、見つけ方のコツについてお伝えしました。
バックオフィス部門で働く人は、会社から目標がおりてこないこともあるでしょう。
でも、目標設定せずに日常業務だけをやっていては、キャリアアップにはつながりません。
会社はあなたのキャリアを考えてくれませんし、保障もしてくれません。
いざというときに備えて、自分自身でキャリアをつくっていく必要があります。
そのために今回お伝えした方法で目標を見つけ行動していきましょう。