仕事で自分の意見が思いつかない原因と3つの対策

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あなたは日常業務や会議などで、「自分の意見が思いつかず、なにも言えない」ときがありませんか?

「〇〇さん、なにか意見ありませんか?」と言われてもとっさに出てこない。

「意見を言わない」と決めているわけではないし、なにか言わなくちゃとは思っているものの、その場になると意見が思いつかない。

過去の私はまさにこれでした。

自分では意見を言いたいと思っているけれど、出てこないのです。

意見が言えないと「なにを考えているかわからない人」と思われたり、モノゴトがいつの間にか決まっていて不利な立場になったりと、損をしてしまう機会が増えてしまいます。

今回は、自分の意見が思いつかない原因と対策、そして自分の意見が言えるようになるヒントをお伝えします。

目次

自分の意見が思いつかない2つのパターン

まず、自分の意見が思いつかないパターンを考えてみると、2つあると思います。

自分の意見が浮かばない

そもそも頭の中が真っ白で、意見がまったく浮かんでいない状態です。

自分がなにを考えているのかわからない、今なにを考えなければいけないのかもわからなくなっています。

問題やテーマに対して情報が不足していたり、考えることができていないため、自分の意見をうまく形成することができません。

他にも、プレッシャーの大きい状況や、毎日のストレスが影響しており、思考が停止状態になっていることもあります。

自分の意見は浮かんでいるがまとまらない

自分の中では意見が思い浮かんでいる、もしくは意見が思い浮かびそうだけれど、うまくまとまらず、整理できていない状態にあります。

問題やテーマに対して考えることができているものの、情報やアイデアが多すぎて整理することができなくなっていることもあります。

自分の意見が思いつかない3つの原因

私の経験も含めて、自分の意見が思いつかない理由を3つ上げてみます。

自分の意見が正しいかどうか不安

自分の意見が正しいかどうか不安になってしまったり、周りと違う意見やアイデアを持つことに対して抵抗感があったりします。

意見が思いつき言おうとしたとしても、その根拠を聞かれたらこたえることができないとか、周りからの評価や反応を恐れてしまい、そもそも思いつこうとしていない可能性もあります。

情報が不足している

打ち合わせや会議などで、課題やテーマに関する知識や経験が少ない場合や十分な情報を持っていないことが原因で、意見が思いつかない場合があります。

情報不足だと意見の根拠も薄くなりがちなので、意見を出すことができない、というだけでなく、自信を持って意見を述べることができず、自分の考えを表現することができなくなります。

他人の意見に流される

周りの人がどう思っているかを気にしすぎて、自分の意見を言えなくなってしまうことがあります。

自分の意見を思いつき伝えたいと思いつつも、他人の意見を受けれたほうが早い、他人に判断を任せた方がいいなどと考えてしまいます。

このような状況に陥ると、自分が何を考えているのか、何を望んでいるのか、自分自身ですらわからなくなってしまい、自分が納得できる意見を述べることができなくなってしまいます。

自分の意見を思いつくための3つの方法

ここでは、自分の意見を思いつくための方法を3つご紹介します。

「論理思考を鍛える、思考力を育成する」とか、難しい方法ではなくて、簡単で効果の出やすい方法をお伝えしていきます。

自分自身の経験を振り返る

まず1つ目は、自分自身の経験を振り返ることです。

例えば、過去に抱えた問題や課題に直面し、それらを克服するために頑張った経験があるはずです。

「いや~そんな経験ないよ」と思う人がいるかもしれませんが、仕事に限る必要はなくてプライベートでの経験でも構いません。

誰にでもそうした経験はあるはずなので、この機会に振り返ってみてください。

思い出したら、その経験があなたの人生にどのような影響を与えたかを考えてみましょう。

  • あなたに与えたものは何でしたか?
  • 自己成長、自信、または他の何かでしょうか?

それらの経験はきっとこれまでの人生において役立ってきたのではないでしょうか。

そしたら、その経験をしたときの感情を言葉にしてほしいのです。

例えば、チカラがみなぎっている、気力が充実しているなど、ポジティブな言葉が出てくると思います。

その言葉にした感情をありありと感じながら、自分の意見を思いつき、相手に伝えているところをイメージしてみてください。

そのイメージの中では「自分の意見が正しいかどうか不安」という感情は薄れているはずです。

こうしたイメージを繰り返しておくと、ポジティブな感情が自分の中に色濃く残っていくので、自分の意見を思いついたり、伝えたりしやすくなります。

情報を収集し選択していく

2つ目は、必要な情報を収集し選択していくことです。

課題やテーマに関する知識や経験が少ない場合や十分な情報を持っていないときは、意見にまでまとめられない場合があります。

今は、インターネットや書籍などから手軽に収集することができますが、情報があふれている現代では、情報の取捨選択が重要になってきます。

情報の信頼性や正確性を確認し、自分自身で判断する力を養うことが必要になります。

それに加えて、社内の上司や同僚など知識や経験を持っている人から意見を聞くことも重要です。

彼らは課題やテーマに関する知識や経験を持っている場合があり、また、自分自身が気づいていない視点を提供してくれることもあります。

自分の価値観を明確にする

3つ目は、自分の価値観を明確にすることです。

なぜなら、価値観を明確にすることで、自分が納得した意見を思いつけるようになるからです。

例えば「誠実さ」を大切にしている人は、日頃の行動や考え方に「誠実さ」が反映されます。

でも、自分の価値観に対しては無意識である場合が多いので、自分では気づいていないことがあります。

そこで「自分の価値観=誠実さ」と認識できるようにすることで、「誠実さ」を意識した意見を出しやすくなるのです。

「成長」や「協力」を大切にしているのなら、それにそった意見を思いつけるようになります。

大切にしたい価値観を明確にしておくことで、自分に対しても素直な意見を出せるようになりますし、周りの反応に流されることが少なくなります。

意見を伝えやすくするための3つのポイント

ここまで、自分の意見を思いつくための方法をお伝えしてきました。

この思いついた意見は、相手に伝えていかなければ意味がないですよね。

そこで、意見を伝えるためのポイントを3つお伝えします。

相手の意見に耳を傾ける

自分の意見を相手に受け取ってもらいやすくするためには、まず相手の意見に対して耳を傾けることが大切になります。

相手の意見に対して最初から否定的な態度を取ったり、遮ったりせずに最後まで聴くようにします。

なぜなら、人は自分の意見を最後まで聴いてくれる人に対して親近感を持ちますし、信頼度も高まるからです。

親近感や信頼度が高まれば、自分の意見も聴いてもらいやすくなりますよね。

また、相手の意見を聴くことで、自分の意見が変わっていく場合もあります。

そのため、相手の意見を受け止めていく柔軟性も必要になります。

相手に共感する

自分の意見を相手に受け入れてもらいやすくするためには、相手の意見に共感することが重要です。

共感とは相手の意見を受け入れることです。

受け入れるとは、相手の意見に100%賛成するとか、そのまま従うという意味ではありません。

ひとつの意見として「ああ、そうか」「なるほど」と、そのまま素直に受け止ることです。

相手の意見を素直に受け止めることができると、相手も自分の意見を受け入れてくれるようになります。

共感によって互いの信頼関係が築けるようになり、自分の意見を深めていくきっかけにもなります。

シンプルな表現を心がける

自分の意見を相手に伝える場合、相手がすぐに理解できるようなシンプルな表現を心がけましょう。

また、相手が自分の意見を受け入れやすくするために、表現の仕方にも気を配っていきます。

例えば、命令形や攻撃的な表現や、曖昧な言い回しを避けると伝わりやすくなります。

さらに、自分の意見を支持する具体的なエビデンスや事例を挙げることで、相手に説得力を持った意見を伝えることができます。

最後に

今回は、仕事で自分の意見が思いつかない原因と対策についてお伝えしてきました。

自分の意見が思いつくようになるために「思考能力や論理能力を磨け」「まず自信をつけろ」とか言われたりしますが、そうした力や自信をどうやって身につけていけばいいのかわかりません。

わかったとしても身につけるまでに相当な時間がかかりますよね。

それであれば、まずできるところからはじめてみるのはどうでしょう。

今回お伝えした方法はすぐに始められるものばかりなので、どれかひとつ取り入れてみてください。

自分の意見が思いつき、それを伝えていくことで、ご自身の仕事に良い影響がもたらされることを願っています。

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