仕事は適当でいい!?真面目すぎる人が陥りがちな疲れの理由と対策

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あなたは他人から「真面目な人だね」と言われたことがありますか?

私は「真面目な人だね」と他人から言われたとき、うれしいような、うれしくないような複雑な気持ちでした。

なぜかと考えてみると、真面目なことで疲れやストレスを感じていたからです。

あなたも「真面目」に頑張りすぎて疲れがたまっていないでしょうか。

「いつも気を張ったまま頑張りすぎて疲れてしまう・・」

「もっと気持ちを楽にして仕事をこなせたらいいのに・・」

そう感じているのなら、今回お伝えすることがヒントになると思います。

今回は、仕事に真面目な人が疲れる理由や、疲れを軽減するための対策を紹介します。

目次

仕事で真面目すぎる人が疲れる理由

まず、真面目すぎる人が疲れる原因を5つ挙げてみます。

完璧主義である

1つ目は「常に完璧を求めようとする」傾向があることです。

自分に対してもそうですが、他人に対しても完璧主義を求めてしまいがちです。

相手から反論されたり、不出来を指摘されたくないという気持ちも強くあるので、時間や労力をかけても細部にまでこだわろうとします。

しかし、完璧を求め続けても、その通りの結果になるわけでもなく、その分ストレスを感じやすくなります。

自分に厳しい

2つ目は「自分に厳しい」ことです。

日常業務はミスなくこなしている。

指示されたこともそつなくやっている。

でも、それは仕事をする上で当然であり、もっと高い目標をクリアしなければならない。

そうしなければ評価されないと考えがちです。

だから、ミスをしたり、上司から注意されると、ダメージが大きく落ち込んでしまいます。

常に目標に向かって努力する姿勢は素晴らしいのですが、目標を達成できなかった場合に、自己効力感がガクリと下がり、自信の喪失につながることもあります。

責任感が強い

3つ目は「責任感が強い」ことです。

その根本には、自分がやるべきことをしっかりとこなし、周りの人たちから信頼されるようになりたいという思いが強くあります。

最初から最後まで責任を持って携わりたい気持ちがあり、仕事を抱えこんでしまう傾向もあります。

最後まで責任感を持てることは、能力のひとつではありますが過剰になりがちです。

過剰な責任感があると、細かなことにも気を配ったり、人間関係にも気を使いすぎたりと、ストレスを引き起こし、疲れを招く原因になります。

周りの期待に応えようとする

4つ目は「周りの期待に応えようとする」ことです。

仕事の大小に関わらず、周りの人たちが期待していることを自分に課し、その期待に沿うように行動しようとします。

ときには、期待のハードルを自分で上げて苦しんだり、プレッシャーやストレスを感じやすくなります。

自分でコントロールしようとする

5つ目は「コントロールしようとする」傾向があることです。

仕事の進め方、やり方など、何事も自分でコントロールしていきたい、把握しておきたい気持ちが強くあります。

しかし、仕事は自分ひとりではできないこともありますし、全てをコントロールすることはできません。

コントロールできない状態になると、先行きが見えなくなるので不安や恐れを感じるようになります。


以上、真面目すぎる人の特徴をあげてみましたが、どれも仕事を遂行していくうえでは大切なことです。

ですが、やりすぎたり、執着したりすることがあるため、精神的にも肉体的にも疲れを引き起こすことが多くなります。

仕事で真面目すぎる人の疲れを軽減する対策

では、真面目すぎる人の疲れを軽減するにはどうすればいいのか。

それは「心の持ち方」を変えていくことです。

その方法を5つお伝えします。

自分を認めること

真面目すぎる人は、自分に対して厳しい傾向があります。

うまくいかないと自分を責める、うまくいったとしても「これくらいたいしたことない」と自己評価を低くする。

これでは、自己肯定感が高まりませんから、モチベーションもあがらず充実感も得られません。

そこで、ありのままの自分を認めていくことが大切になります。

「自分を認める」とは、自分自身をそのまま肯定することです。

例えば、日常業務がミスなくできたのなら、ミスなく出来た自分を認めていく。

他人から「ありがとう」と言われたのなら「お礼を言われるような仕事ではない」と思わずに、ありがたく受け取っていく。

逆に失敗やうまくいかないことがあっても自分を否定しません。

「自分は能力がないんだ・・」「スキルがない・・」と考えるのではなくて

「〇〇の経験や知識が足りなかっただけ」と、うまくいかなかった要素に視点を向けます。

ただ、足りなかっただけだから、これから補っていけばいいだけのことです。

このように自分を否定することなく、ありのままの自分を受け入れていくと、次第に自信がつきストレスも疲れも軽減できるようになります。

自分に優しくすること

真面目すぎる人は他人に対して気を遣い、優しく接することができる一方で、自分に対しては厳しいことがあります。

しかし、自分に優しくすることは「心の健康」にとって非常に重要です。

なぜなら、自分に対して優しくすることは自分を癒すことにもつながるからです。

例えば、好きな食べ物を食べたり、好きな映画を観たりするなど、自分自身にご褒美を与える時間を作る。

仕事を終えて帰宅したら「今日もよくがんばったね」と自分を褒めてあげる。

失敗やミスしたとしても、自己否定ではなく、そこから学び、得られたことに視点を向ける。

など、自分に優しく接してみてください。

自分を大切にしていくと、自己肯定感が高まり心に余裕ができるので、ストレスを上手に受け流せるようになります。

適当に仕事をすること

真面目すぎる人は、完璧主義に陥りがちです。

完璧を求めるあまり、一つのタスクに時間をかけすぎたり、細かいことにこだわりすぎたりすることでエネルギーを浪費し、ストレスを増大させることもあります。

良い仕事とは、必ずしも完璧である必要はありません。

あなたの周りで活躍している人を観察してみると、適当に仕事をしている人ほど成果を出していませんか?

「適当」の言葉には「やり方などが、いいかげんである」という意味だけなくて「程度などがほどよい」という意味があります。

このほどよいところを定めておくのです。

完璧を目指さなくても仕事に大きな支障はありません。

「適当でも良い仕事をすることはできる」と、柔軟な考え方を持ちましょう。

優先順位をつけること

真面目すぎる人は、何事にも誠実に取り組みたいと思っています。

それは素晴らしいことですが、すべてのことに同じような力を注いでしまうとエネルギーが分散します。

いくらエネルギーを使っても前に進まなくなり、成果が出ませんからストレスになる。

そこで優先順位をつければ、自分のエネルギーを重要なことに集中させることができるので成果も出しやすくなります。

また、時間の管理もしやすくなり、効率的に仕事をこなすこともできるでしょう。

自分の力を最大限に引き出すために、優先順位をつけて取り組むことをおすすめします。

休息をとること

適度な休息は、疲れを軽減するのに役立ちます。

仕事の休憩時間は、仕事をせずに心身を休ませる。

週末や休暇にはプライベートな時間をしっかりと確保する。

など、リラックスする時間を積極的につくっていくことが必要です。

好きな本を読んだり、音楽を聴いたり、心が休まる方法をいくつか持っておきましょう。

真面目すぎる人は、プライベートの時間を仕事に費やしてしまうこともあるので、注意してくださいね。

  • この記事はコーチング、カウンセリングのスキルをもとにして作成しております。

最後に

今回は、真面目すぎる人が陥りがちな疲れの理由と対策についてお伝えしました。

真面目な人は、誠実さや責任感、信頼性など多くのものを持っているので、会社になくてはならない存在です。

ただし、過剰な真面目さはストレスや疲れを増大させ、健康を損なう可能性もあります。

自分自身と向き合い、自分に対しても優しくなることで、より豊かな人生を送ることができるはずです。

あなたも真面目さを生かしつつ、自分自身の健康にも目を向けてみてください。

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