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仕事の自己評価が低い人の特徴と、自己評価をあげる4つの方法
あなたは「もしかしたら、自分は自己評価が低いのかも・・」と思うことはありませんか?
仕事で自己評価が低い人は「あの同僚と比べるとたいしたことはしていない」と比較したり、「こんなの出来て当たり前」などと自分を褒めることをしません。
だから、仕事で成果を出していても表に出さず、常に自分を低く抑えつけているところがあります。
そのままだと自分の能力や価値を正しく認識できず、自分に自信を持てなくなってしまいます。
この状態が続くと、ストレスや人間関係の悩みが増え、生活の質が低下する恐れがあります。
そこで、今回は自己評価が低い人の特徴や原因を詳しく解説し、自己評価を上げる方法やその効果についてもお伝えします。
あなた自身の自己評価が低いと感じる場合や、自己評価が低い人をサポートしたい場合に、ぜひ参考にしてください。
仕事の「自己評価が低い」とは?
自己評価とは、その言葉のとおり、自分自身の能力や価値を評価することです。
私のカウンセリング経験からいうと、自己評価が低い人は自分の能力や価値を過小評価しているケースが多いと感じます。
自己評価が低いと、自分の力を発揮できずにチャンスを逃してしまったり、他人とのコミュニケーションがうまくいかないことがあります。
逆に自己評価が適切であれば、自分の能力を正しく認識し、適切な判断や行動ができるようになるので、成果が出てきますし自信もついていきます。
その結果、充実した豊かな仕事人生を過ごせるようになります。
仕事の自己評価が低い人の5つの特徴
この記事を書いている私自身も昔は自己評価が低く、会社の人事評価シートに自己評価を書くときはいつも低めにしていました。
なぜなら、同僚と比較するとたいしたことはしていないと思ったり、評価を高くつけて上司からなにか指摘されたらイヤだとか、考えていたからです。
でも、自己評価を低くしていると、昇給や昇進しませんし、ストレスがたまったり損することが多いですよね。
そんな私の経験も含めて、自己評価が低い人の特徴を5つあげてみます。
常に他者と比較してしまう
自己評価が低い人は、他人と自分を比較することで、自分が劣っていると感じることが多いです。
なぜなら、他人の成果や才能に焦点を当ててしまい、自分の努力や成果を軽視してしまう傾向にあるからです。
自分より成果を出している人と比較して、まだまだダメだと思ったり。
逆に自分より成果を出していない人とも比較して、この程度で満足してはダメだと考えたり。
このように他者と比較することで自己評価がさらに低下する悪循環に陥ることがあります。
他者と比較すること自体は悪いことではありませんが、その比較が過剰になり、自分の成果や努力に目が向かなくなります。
先に自己批判してしまう
自己評価が低い人は失敗やミスに対して過剰に反応し、自分を責めがちです。
悪い結果が出た場合、自分以外にも原因はあるはずですが、まず自分のせいだと考えてしまう傾向があります。
これによりストレスが増え、自己評価がさらに低下してしまいます。
自己批判が適切な範囲内であれば自己改善のために有効ですが、過剰な自己批判は自己評価を低め、メンタル疲れを起こす原因となります。
努力や成果を過小評価する
自己評価が低い人は、自分が一生懸命頑張ったことや成果があったことを素直に受け止めることができません。
だから、自己評価が低いままです。
また、他人からの称賛や感謝を素直に受け入れられないこともあります。
これにより、自己評価を上げる機会を逃してしまうことがあります。
他人からの評価に依存する
自己評価が低い人は、他人からの評価や意見に自分の価値を求めてしまう傾向があります。
努力し成果を出している自分を認識しているにも関わらず、他人からの評価や意見を優先してしまうのです。
他人からの評価に依存しすぎることで、自分の意見やアイデアに自信を持てないため、自己評価が上がりません。
自分の意見やアイデアに自信が持てない
自己評価が低い人は、自分の意見やアイデアを持っていても表現することをためらうことがあります。
他人と意見が違うと、自分が間違っていると思い込んだり、一歩引いてしまうため、自分の意見を封印してしまうのです。
これにより、自己評価が低いままで、自分の能力を発揮できないことがあります。
仕事の自己評価が低い3つの原因
ここまで自己評価が低い人の特徴をあげてみましたがいかがでしょうか?
どれかひとつに該当することもあれば、複合的なものかもしれません。
では、自己評価が低くなるのはなぜなのか、私の経験から3つの原因をあげてみます。
自分を褒める機会が少ない
原因の1つ目は、自分を褒める機会が少ないことです。
子供のころに家族や友人からの褒め言葉が多かったり、学校や職場で褒められた経験をしている人は自分を褒めることに対抗感がないでしょう。
だから、自分が頑張ったことに対しては素直に「自分はよくやった」と褒められますし、自分の成長を実感することができます。
でも、自分を褒めることに対して抵抗感があったり、恥ずかしさがあると、頑張っている自分を素直に褒めることができません。
つまり、自分を認めることができないわけですから自己評価は低いままです。
また、自分を褒めるのは「なにか大きなことを達成できたとき」と、決めつけている場合もあります。
大きなことはそうそう達成できませんから、褒める機会も少なくなり自己評価が低くなります。
自分のプラス面を受け入れていない
原因の2つ目は、自分のマイナス面はすぐに受け入れますが、プラス面は素直に受け入れようとしないことです。
例えば、上司や同僚から「よく頑張ってくれた」「助かった。ありがとう」のような言葉をかけられたとき、どんな反応をしているでしょう。
「別にたいしたことはしていない」「褒められることでもない」などと考えていないでしょうか?
褒められたときに素直に受け止めることができないと、せっかくの自己評価を上げるチャンスを失ってしまいます。
他にも、自分の目標が達成できたとき、資格試験に合格したとき、誰かのサポートをして感謝されたときなど、なにかしらプラスの結果がうまれたときでも、受け止めることなくスルーしてしまいます。
せっかく目の前にプラス面があるのに、そのことに気づき受け入れることができないので、自己評価が低いままになります。
運が良かっただけと考えている
原因の3つ目は、自分の成功や成果を運や偶然の産物と考えてしまうことです。
「今回はたまたまうまくいっただけ」「あの人の手伝いがあったから」のように考えてしまいます。
しかし、実際には自分の努力や才能が重要な役割を果たしていた可能性がありますよね。
自分で気づかないうちに、過去の経験や知識を生かして行動していたかもしれません。
つまり、成功や成果には必ず自分の努力や才能が関わっていると思うのです。
たとえ運が良かったと感じたとしても、自分自身の力があったことを認めていかなければ、自己評価は低いままです。
仕事の自己評価を上げる4つの方法
自己評価を上げるためには、いろいろな方法がありますが、今回一番お伝えしたいのは「自己評価の基準」を変えることです。
なぜなら、基準を変えることが自己評価を上げるためにもっとも効果的だからです。
以下に、自己評価の基準を変える4つの方法をご紹介します。
プロセスにも焦点を当てる
自己評価が低い人は、成功や失敗の結果だけに焦点を当てがちです。
でも、結果にいたるプロセスの一つ一つにも目を向けてみると、自分の努力や試行錯誤の結果として達成できたこともたくさんあるはずですよね。
自己評価を上げるためには結果だけでなく、こうしたプロセスでの努力や工夫にも目を向けることが大切になります。
具体的には、自分がどれだけ頑張ったか、どのように改善を試みたかを振り返り、努力した点や工夫した点を書き出すことが有効です。
書き出すことによって、自分の努力や成果を振り返ることで客観的に認識できるようになりますから自己肯定感もあがりやすくなります。
他人との比較をやめる
他人と自分を比較すると、どうしても自己評価が低くなります。
特に近しい人の成果や実績を目の当たりにすると、自分が劣っているように感じてしまいますし、自分の人生に対する満足度も低くなります。
自己評価を上げるためには、こうした他人との比較をやめ、自分自身の成長や達成を大切にしていきましょう。
自分がどれだけ成長したか、どのような達成ができたかを振り返り、自分自身を褒めていくことがカギになります。
また、他人の成果を祝福することができると、ポジティブなエネルギーを自分の中に取り込むことができるようになります。
過去の自分と比較する
自己評価を上げるためには、過去の自分と比較することです。
あくまで過去の自分と比較することで、どのように成長したか、どのようなスキルや知識を身につけたかを評価の対象にしていきましょう。
また、過去の自分との比較だけでなく、将来の自分との比較もオススメです。
自分が目指したい将来を思い描くことができていると、そこに向けてどのような行動を起こすべきかが明確になります。
その将来に一歩一歩近づいていることを実感できると充実感が高まりますし、自己評価もあがっていきます。
自分に対する優しさを持つ
自己評価を上げるためには、自分に対して優しくしていきましょう。
自己評価が低い人は、自分に対して厳しすぎることが多かったり、自分を褒めることが少ない傾向にあります。
自分に対して優しくとは甘やかすといった意味ではなくて、そのままの自分を許容することです。
つまりは、ありのままの自分を認めることです。
人はそれぞれできることもあれば、できないこともあります。
得意なこともあれば不得意なこともある。
そうした自分のすべてを受け入れることのできる優しさを持つことができると、自分を否定することも減っていきますので自己評価が上がりやすくなります。
仕事の自己評価を上げることの効果
ここまで自己評価が低い人の特徴や原因、自己評価が上げる方法についてお伝えしてきました。
では、自己評価が上がると、どんな影響があらわれてくるのでしょうか。
ここでは自己評価を上げる効果を3つお伝えします。
自己効力感の向上
自己効力感とは、自分が自分の力で困難な状況を乗り越えられるという信念のことです。
自己評価が上がると、自分に対する信頼が増し、自己効力感が向上します。
これにより、困難な状況に遭遇したときにも自分の力を信じて行動できるようになり、達成感や充実感が得られるようになります。
また、自己効力感が高まることで、新しいチャレンジに対する恐れも軽減され、より積極的に取り組むことができます。
人間関係の改善
自己評価が上がると、自分に対する自信が増し、他人とのコミュニケーションがスムーズになります。
自分に自信を持つことで、他人との関わりにおいても自然な態度で接することができ、相手にも良い印象を与えることができます。
さらに、自己評価が高いと、他人からの批判や評価に対しても冷静に対処できるため、人間関係のストレスが軽減される効果があります。
これにより職場の人間関係が改善し、より充実した人間関係が築けるようになります。
ストレスの軽減
自己評価が上がることで、自分に対するプレッシャーやストレスが軽減されます。
自己評価が低いままだと、自分に対する期待や他人からの評価に敏感になりがちですが、自己評価が上がることで、過剰なプレッシャーやストレスを感じることが減ります。
すると、仕事や日常生活に対する集中力や効率も向上しますし、達成感や充実感を感じる機会が増えていきます。
最後に
今回は仕事の自己評価が低い人の特徴と原因や自己評価を上げる方法についてお伝えしました。
自己評価が低いと損することが増えるばかりで、得することは何ひとつありません。
まずは、「自己評価の基準」を変えてみてください。
基準を変えることで自己評価が徐々に上がっていくことを感じるはずです。
もちろん今すぐ自己評価が上がるわけではありませんが、日々の中で意識していくと必ず変化が出てきます。
自己評価を上げることができると、自分自身の成長につながるだけでなく、周囲の人々との関係や職場の雰囲気にも良い影響を与えることができます。
ぜひ、自己評価を上げていくことで、今よりもっと充実した仕事人生にしていきましょう。