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自分を信じるためにすぐ実践できる5つの方法とは?
あなたは自分のことを信じていますか?
と質問されたら、「はい、信じています」と即答できるでしょうか。
以前の私は即答できませんでした。
なぜなら
- 「自分には秀でた能力がない」
- 「あの人と比べてスキルがない」
- 「リーダーシップがあるわけでもない」
などと、ネガティブな心の声が聞こえていたからです。
でも、社内や友人に目を向けてみると、自分を信じて常に前に進んでいる人がいます。
その人達と自分は何が違うのか、どうすれば自分を信じることができるようになるのか?
今回は、私が見つけた自分を信じるための方法についてお伝えしていきます。
自分を信じるとはどういうこと?
はじめに「自分を信じる」とは、どういうことなのかについてみていきましょう。
私は「自分を信じること=丸ごとの自分を受け止めること」と、定義しています。
「丸ごとの自分」というのは、〇〇できる自分だけでなくて、□□ができない自分、△△の経験や知識がない自分なども、すべてひっくるめた自分のことです。
もう少し別の表現にすると「自分自身の能力、価値、行動、思考などに対する信頼感」とも言えます。
この信頼感のことを「自己肯定感(自分をただ認識し受け入れている感覚のこと)」と言ったりもします。
自分を信じることで得られるメリット
では、自分を信じることで得られるメリットにはどのようなものがあるでしょうか?
私は次のようなメリットがあると考えています。
目標達成能力の向上
自分を信じることで、なにかの課題や困難に直面したときも悲観的には考えず「なんとかなるだろう」と思えるようになります。
自分の能力やスキルが不足していても、そのときに必要なものを身につければいい。
もしムリなら他人の力を借りればいい。
このように自分が持っているリソース(知識、経験、資格、お金、ネットワークなど課題解決につかえるすべてのもの)をフル活用していけるので、目標達成能力が高まります。
人間関係の改善
自分を信じることで、他人との関係性も変わります。
なぜなら、他人からの評価に自分の感情が左右されなくなるからです。
仮に相手から否定的なことを言われたとしても「あなたはそう思うのですね。でも私はそう思いません」と受け止められます。
逆に、自分の意見や提案が受け入れられなかったとしても、自分を否定したり傷つけたりすることもありません。
生活の質の向上
生活の質を向上させていくためには、なにかしらの選択や行動を変えていかなければなりません。
でも、変えていくためには「勇気」が必要になるので、踏み出せなくなるケースが多いのです。
しかし、自分を信じることで勇気がわき、生活の質を向上させていく意欲が高まるので、スムーズに行動を起こせます。
幸福感の増加
自分を信じることで、自己評価が高まり、自分自身の成果を認めることができます。
成果の大小や他人からの評価、金銭的なものに左右されるのではなく、自分の行動そのものから幸福感を感じられます。
これは心の健康にも寄与することになり、心理的な安定のもと日々の生活を送ることができます。
自分を信じている人と信じられない人の特徴
続いて、自分を信じている人と信じられない人の特徴をお伝えします。
特徴を理解することで、自分を信じられるようになるための具体的な方法を明確にできます。
自分を信じている人の特徴
まずは、自分を信じている人の特徴として、次の4つがあげられます。
- 結果に振り回されない
- 失敗は前に進んだ証拠と考えている
- 前向きな視点を持っている
- 自己改善への意識が高い
それぞれ詳しくみていきましょう。
結果に振り回されない
自分を信じている人は、結果の良し悪しに振り回されなくなります。
例えば、目標に達成しなかったときは自分や他人を責めたり、環境のせいにしてしまい、怒りや悲しみなどの感情にとらわれがちです。
しかし、自分を信じていると、なにがうまくいかなくさせたのか冷静に分析し、達成するために次はどうすればいいのかに視点が向きます。
だから、結果に振り回されることなく目標に向かって進んでいけます。
失敗は前に進んだ証拠と考えている
自分を信じているから、新しいチャレンジやリスクを恐れません。
もし失敗したとしても、それは前に進んだ証拠と考えています。
なにかしらの行動をしたから失敗したわけであり、その失敗からも学びがあったと、とらえているわけですね。
だから、失敗しても落ち込んだり、ヘコんだりすることなく、チャレンジを続けていけます。
前向きな視点を持っている
うまくいかないことが続くときや課題が大きいときなどは、視点が後ろ向きになりがちです。
次もうまくいかないのではないか、自分には乗り越えられないのではないかと考えてしまいます。
でも、自分を信じていると、うまくいくためにはどうすればいいか、自分の力だけでムリなら他人の力を借りればいいのではないか?
というように、どうすればうまくいくのか、どんな方法があるだろうかと前向きな視点で考えていけます。
自己改善への意識が高い
自分に不足している点や改善点があれば、素直に受け止めることができます。
なぜなら、それが自分自身の成長と進歩につながると考えているからです。
だから、不足している点や改善点を自分で見つけたり、他人から指摘されたとしても、自分を否定したり卑下したりすることはありません。
あくまで、自分の成長させるためのステップであると捉えているのです。
自分を信じられない人の特徴
一方、自分を信じられない人の特徴を4つあげてみます。
- 自己否定的な思考が強い
- 不安や恐怖感が強い
- 過小評価する傾向がある
- 成長の機会を見逃しやすい
自己否定的な思考が強い
自分を信じられない人は、自己否定的な思考が強い傾向にあります。
例えば、他人から「あなたの意見はよくわからない」言われたときも、自分自身が否定されたように感じてしまいます。
あくまで今回の意見が否定されただけですが、次も否定されるのではと考えてしまったり、さらに自分の能力まで否定しはじめたりと自己否定の連鎖を生み出してしまいます。
不安や恐怖感が強い
自分を信じられないと、提案したり意見を述べたりするときに、不安や恐怖感が出てきます。
なぜなら「能力がないと思われるのではないか・・」とか「突っ込まれたら困ってしまうかも」と、考えてしまうからです。
自分の中には言いたいことはあるのに、不安や恐れが抑えつけてしまうわけです。
だから、自ら積極的に提案したり意見を述べたりすることが減ってしまいます。
過小評価する傾向がある
目の前の課題を解決していく能力も知識もあるのに「自分にはムリかも・・」と自分を過小評価する傾向にあります。
これまで経験してきたことや慣れていることには素早く対応できますが、未経験のことや少しハードルが高いと行動を起こすのをためらってしまいます。
本当はできるのに、自分にはムリかもと思い込んでしまうわけです。
成長の機会を見逃しやすい
自分を信じられない人は、成長の機会を見逃しやすくなります。
目の前に新たな機会があっても「失敗したらイヤだ」「恥ずかしい思いをしたくない」といった感情が先に動いてしまいます。
自分でもこれは成長の機会だとわかっていても、ネガティブな感情で抑えつけてしまいます。
自分を信じるための5つの方法
ここまで、自分を信じている人と信じられない人の特徴についてお伝えしてきました。
では、ここから自分を信じる力を引き出すために、私が実践してきた5つの方法を紹介します。
- 自分を信じているときの感情を先取りする
- アファメーションを活用する
- 小さな成功体験を増やしていく
- 過去の成功体験を利用する
- 自分を信じられないという思い込みを外す
これらをすべて実施しなくても構いません。
どれが1つだけでもまずは試してみてください。
それがキッカケとなって、自分を信じる力が引き出されていきます。
自分を信じているときの感情を先取りする
私たち人間は日々の生活の中で様々な感情を感じていますが、この感情が行動や思考に大きな影響を与えています。
例えば、外食したときに「おいしい!」と感じれば、「また来よう」と思考し、「再び訪れる」という行動をします。
逆の場合として、上司に仕事の提案をして、けんもほろろに突き返されたら、怒りを感じて「提案してもムダだ」と思考し、「今後は提案しない」という行動につながります。
このように、感情→思考→行動につながっているということは、最初の「感情」を変えると思考も行動も変わることになります。
そこでオススメするのは「自分を信じているときは、どのような感情を持っているだろうか?」とイメージすることです。
例えば、困難なときでも「安心感」を持っているなとか、新しいことをやるときは「ワクワク感」を持っているなとか。
自分を信じているときのポジティブな感情をありありとイメージして味わってほしいのです。
イメージなんて・・と思うかもしれませんが、私たちの脳はリアルとイメージの区別がつきません。
だから、イメージすることはリアルで感じる感情と同じ働きがあります。
このイメージを活用し、ポジティブな感情を感じていくと、思考を変えることにつながり、思考が変わるから行動も変わります。
自分を信じる感情を先取りすることで、徐々に自分を信じる力を引き出していけます。
アファメーションを活用する
アファメーションとは、自己肯定的な言葉やフレーズを繰り返し唱えて、潜在意識に入れ込むことで自分を信じる力を引き出していく方法です。
このときによく使われるのが「私は自分を信じている」という言葉を何度も唱えましょうという方法です。
でも、これをやってもうまくいきません。
なぜなら「私は自分を信じている」と断定した言葉にすると、潜在意識は「いやいや、それウソだよ、だって今は自分のこと信じていないよね」と反応してしまうからです。
なので、「潜在意識がウソだよ」と思わない方法でアファメーションするのがオススメです。
今回はオススメの方法を2つご紹介します。
現在進行形にする
1つ目は、現在進行形にすることです。
例えば、「今、私は自分を信じつつある」とか「私は自分を信じられつつある」といったように、自分を信じている状態になりつつあると表現します。
これは、事実であり、ウソではないですよね。
だから潜在意識に入れ込みやすくなります。
部分を認めていく
2つ目は、部分を認めていくことです。
今は総合的に「自分を信じられない」と思っているかもしれませんが、部分部分で見ていくと、ここだけは自分を信じられるというところがあるはずです。
だから例えば「自分を信じられるときもある、それは〇〇のとき」のように部分を認めていきます。
この部分を少しづつ増やしていくことで、自分を信じる力を引き出していけます。
小さな成功体験を増やしていく
小さな成功体験を増やしていくことで、自分を信じる力を引き出していけます。
なぜなら、成功体験を通じて「自分はできる」という自己肯定的な思考を促進することができるからです。
成功体験というと、仕事の目標達成や資格に合格したことなど、大きなものを考えがちですが、もっと小さな体験でOKです。
例えば、資格の勉強なら「参考書の1ページを読んだ」でもいいし、ダイエットなら「5分ストレッチをした」でもいいでしょう。
大きな成功体験は頻繁に訪れませんし、目指しても成功できないかもしれません。
それよりも、もっと小さな成功体験を積み重ねたほうが、自分を信じる力をより引き出していけます。
過去の成功体験を利用する
今は「自分を信じられない」と感じているかもしれませんが、過去を振り返ってみると必ず成功体験があるはずです。
そのときのことを思い出してみると、自分を信じる力を引き出していけます。
例えば、雨がしとしと降る中、雨具を着て一歩一歩、山頂を目指した経験があったとしましょう。
途中で帰りたい、もうやめたいと思う気持ちが出ながらも、自分を信じて頂上にたどり着いたときのように、なにかを達成した、成功したときの感情を思い出してほしいのです。
ようやく着いた安心感、簡単にはたどり着けない頂上に立った達成感、自分の力を信じて進んできた信頼感など。
そして、そのときの感情を維持したまま、今の課題を乗り越えていくためにはどうすればいいかを考えてみてください。
すると、課題を乗り越えている自分をイメージしやすくなり、自分を信じる力を引き出しやすくなります。
「自分を信じられない」という思い込みを外す
今、あなたは「自分を信じられない」と思っているかもしれません。
でも、それは本当に本当に正しいのでしょうか?
もしかしたら、他人から「あなたの意見はよくわからない」と否定されたことがキッカケとなって「自分は能力がない」→「自分を信じられない」に繋がっているのかもしれません。
だとすれば、それは単なる思い込みですよね。
事実をフラットに考えてみれば、ただ「あなたの意見はよくわからない」と言われただけです。
そこに感情を入れ込まずに、ただ事実だけを見てみるとどうでしょう?
自分自身を否定されたわけではないですから、自己否定する必要もありません。
意見がよくわからないと言われたのなら、わかるような意見に変えるか、どこがわからないのか相手に聞くだけです。
このように、自分を信じられないというのは、本当なのか、ただ思い込んでいるだけなのではないかと、考えてみることをオススメします。
最後に
ここまで自分を信じるための5つの方法をお伝えしてきました。
自分を信じることができると、人生の幸福感もアップしていきます。
どうしてかと言うと、より充実した人生にしていきたい、自己成長したいといった自分の願望を満たすために行動していけるからです。
もし、あなたが「今は自分を信じられない」と思っていたとしても大丈夫です。
誰もが「自分を信じる力」を持っているし、今からその力を引き出せばいいのです。
今回お伝えした方法が、自分を信じるためのヒントになればうれしい限りです。