不安や悩みにとらわれない「しなやかなマインド」を身につける方法 その3

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前回(不安や悩みにとらわれない「しなやかなマインド」を身につける方法 その2)までの話で

「目の前の悩みや不安を消さない限り行動できない」と、思い込んでしまっている。

悩んでも答えが出ないことや、なにも解決しないことにグルグルと悩み続けてしまう。

こうした悩みや不安の「とらわれ」に気づいていないことが、あなたの悩みの原因であることがわかったと思います。

そして「とらわれ」から抜け出すのに欠かせないのが「しなやかなマインド」になります。

今日は、その身につけ方についてお伝えしていきます。

目次

人間が悩むのは自然なこと

まず、しなやかなマインドの定義を振り返ってみますが、「悩みや不安が浮かんでも、とらわれない心」のことを言います。

この世に悩みや不安がゼロの人はいませんよね。

だれしもが、なにかしらの悩みや不安が浮かんでくる中で生きています。

でも、しなやかなマインドがある人は悩みや不安にとらわれたり、グルグルと自ら苦悩を大きくしたりしません。

悩みや不安が浮かんでも、自信を失わずに前に進んでいけます。

一方、しなやかなマインドがない人は悩みや不安にとらわれているので、普段からクヨクヨと悩みがちで自信を持てずなかなか前に進めません。

だから、なにかのきっかけで一時的に悩みや不安から抜け出しても、すぐ元に戻ってしまうのです。

では、しなやかなマインドを身につけるために、どうすればいいのか?

それは、「人間が悩むのは自然なことだ」と、気づくことです。

大切なので、もう一度言いますね。

人間が悩むのは自然なことであり、当たり前のことだと気づくことです。

本屋に並ぶ

「悩みがなくなる!〇〇方法」

「不安を消す!〇〇メソッド」

みたいに、悩みや不安を消そうとする、なくそうとする方法が有効なら、それで問題ないです。

でも、ここまで読んでくださっているあなたには「効果がなかった」のではないでしょうか。

悩みや不安を消そうとすると、かえって苦しみが増殖して、さらに大きな苦悩を作り出してしまうのです。

だから、私たちが悩むのは自然なこと。

「生きていくために必要なこと」だと考えるのです。

いや~、悩むのは自然なこと。

生きていくために必要なこと。

そう考えたとしても問題は解決しないけれど。。と、思われたかもしれません。

そのとおりで、それだけでは解決しませんよね。

もう少し詳しく説明しますね。

「あなたは、なぜ悩むのか?」

と、問われたら、どう返答するでしょうか?

メンバーに対してはっきり意見を言えないのも、嫌われたらどうしようと考えてしまうのも、すべて悩むのは、メンバーと信頼関係をつくって仕事をしていきたいという気持ちがあるからです。

「もういいや、別にどうなってもかまわない」

と、信頼関係をつくることを放棄すれば悩みは消えますが、それができないから悩むのです。

だとすれば、メンバーとの距離を縮めて信頼関係をつくるには、どうすればいいかを悩むべきですよね。

少なくとも、「嫌われるのではないか」と悩み続けたり「まず自信をつけよう」と考えてしまうのは無意味だと気づきます。

お伝えしているとおり、悩むことは自然なことです。

悪いことでもありません。

ただ、答えが出ないことや、なにも解決しないことに悩み続けても仕方がありません。

前に進むため、成長するために悩むべきなのです。

あなたの悩みの裏側には、心の中にありたい姿のイメージがあって、その姿が実現することを願っているのです。

このことを意識していくと、現状を変えていきたいという想いや、現状と理想とを埋めたいと願う気持ち、前に向かうエネルギーが生まれるのです。

いや~そうかもしれないけれど、目の前のイヤで不安な気持ちにどうしてもとらわれてしまう。

なんとかしたい。と、思われるかもしれません。

そこで、とらわれから抜け出してメンバーとの距離をグッと縮める方法を3つのステップでお伝えします。

メンバーとの距離をグッと縮める方法 ステップ1

手元にメモとペンを用意してください。

例として、自分の意見をはっきり言ったとき、どんなことが不安なのか書き出してみましょう。

反論される
嫌われる
ため息をつかれる
イヤな顔をされる

などでしょうか。

次に書き出したことを眺めて、その中から、いま一番不安なことをひとつ選択してみてください。

メンバーとの距離をグッと縮める方法 ステップ2

どうでしょう。

選択できたでしょうか?

そしたら、

そしたら、その選択したことを信じこんで、極力ネガティブな気持ちになってみてください。

「私は嫌われる」などと言葉に出してみると気持ちが入りやすいですし、そう感じた過去の経験を思い出してもらうと、より感じやすくなると思います。

どうでしょう?

イヤな気持ちになってきたでしょうか。

肩や背中がゾクゾクしたり、胸がザワザワしたりするかもしれませんね。

そうしたら、次は下記の〇〇に選択した言葉を入れて声に出して読んでみてください。

「私は〇〇と思っている」

「嫌われる」ことを選択したのなら

<私は「嫌われる」と思っている。>

と、何回か声に出してみてください。

するとどうですか?

少し気持ちが軽くなった気がしないでしょうか?

そして次に

「私は◯◯と思っていることに気づいている」

と、声に出して読んでみてください。

「嫌われる」ことを選択したのなら

<私は「嫌われる」と思っていることに気づいている>

と、何回か声に出してみてください。

どうでしょう。

さらに楽になった気がしませんか?

「嫌われる」という考えが、頭にベッタリと貼り付いていたのに、それがはがれていくイメージをするとわかりやすいでしょうか。

このように悩みや不安にとらわれている自分に気づき、客観視できるようになると、とらわれから抜け出せます。

ただ気づくだけでいいんです。

そうすると、「今、自分は何をするべきなのか?」に立ち返れます。

悩みや不安にとらわれて、後ろばかり見ていた自分が再び前を向いて歩き出せるのです。

先ほどお伝えしたのは方法のひとつですが、定期的に実践していくと、悩みや不安にとらわれない、しなやかなマインドが身についていきます。

そうすれば、メンバーとの距離を縮めて信頼関係をつくるために、動き出せるようになるのです。

次回は、ステップ3についてお伝えします。

メンバーとの距離をグッと縮める具体的な方法になります。

引き続き、その4をご覧ください。

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