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仕事で他人を優先してしまうことをやめたい人へ「自分を生きるためのヒント」
あなたは、いつも、自分ではなくて他人の仕事を優先していませんか?
自分を後回しにして他人を優先することが、自分の「美徳」とも言える。
上司や同僚を優先して頑張っている自分は誇らしい。
でも、別に評価を受けるわけでもなく褒められもしない。
なんだか自分ばかり損している気がする。。
周りに都合よく利用されている気がする。。
残りの人生、こんな過ごし方のまま終わりたくない。
もう他人に気を使うばかりの人生はやめて
もっと自分の人生を生きたい
自分を中心にして仕事をしていきたい
そう思われる方に、他人優先をやめて自分を生きるヒントについてお伝えしていきます。
自分を生きる=「自分的価値」の中に「相手的価値」を内包すること
仕事で他人を優先してしまうことをやめたい人へ「自分を生きるためのヒント」
自分を押さえて他人を優先してしまうのはなぜだろう?
と、考えてみると
そこにはなにか理由があるはずですよね。
それは
- いい人と思われたい
- 嫌われたくない
- 大切にされたい
- 認められたい
などではないでしょうか。
自分がどうしたいかではなく、相手からどう思われるかに焦点があたっていると言えます。
これを図にしてみると、下記のようになります。
自分を生きる=「自分的価値」の中に「相手的価値」を内包する
ここで言う「自分的価値」というのは、
- 自分はこうしたい
- 自分はこれを大切にしたい
- これをすることを自分の目標にしたい
など
自分の大事なことに耳を傾けて、それに沿った行動を選択することをいいます。
この自分的価値が、相手的価値(相手が大切にしたいことなど)に内包されているときは
相手に合わせた行動を選択していることになります。
相手が〇〇と言ったからやっている
相手が〇〇して欲しいといったからやっている
でも、本当はやりたくないと思っている。。
これは相手的価値にあわせていることになりますよね。
これがいき過ぎると、相手に振り回されることになります。
これでは「自分を生きる」ことにはなりません。
一方で
- 自分はこうしたい
- これを大切にしていきたい
という自分的価値が強すぎると
相手を考えることも思いやることもなく、自分のことだけを考えて生きていくことになります。
つまり、「好き勝手に生きる」ということです。
これを図にしてみると下記のようになります。
自分的価値と相手的価値が切り離されている状態です。
こうなると会社はもちろんですが、社会で人間関係を構築できませんし、犯罪にもつながりかねません。
そこで、自己犠牲せずに自分を生きるためにオススメしたいのは
「自分的価値」の中に「相手的価値」を内包していきましょう
という考え方です。
これを図にしてみると下記のようになります。
「誰かのためにやることが自分のため」と思えるか?
このときに押さえておきたい重要なポイントは
「誰かのために何かをやることが自分のため」
と、思えるかどうかです。
やっていることが自分のためと思えていて
相手も喜んでくれるのなら、自分を生きていることになるでしょう。
でも、
苦しいなあ
自分を抑えるつけているなあ
と思うのなら、それは自分を犠牲にしている証拠であり、自分を生きているとは言えません。
そう考えると
- 自分的価値を満たすためにやっている。
- そして相手的価値を満たすことにもつながっている。
これが「自分的価値」の中に「相手的価値」を内包している状態と言えます。
「自分的価値」を満たし「相手的価値」を内包していけるポイントを見つける
例えば
自分の意見があるのに黙ったまま相手の意見に従ってしまうとき
相手の意見にそのまま従うのは嫌だ。
本当は自分の意見を言いたい。
でも
言ったら反論されるかもしれない。
嫌われるかもしれない。
と思って言わない選択をする。
これは自分的価値に目を向けず、相手的価値にあわせていることになります。
そうではなくて、まず自分的価値に目を向けて行動してみるのです。
例えば
「私には〇〇という意見があります。あなたの意見とすり合わせて□□にしたらどうでしょう?」
と、提案してみる。
「自分的価値」を満たすことに目を向けながら「相手的価値」を内包していけるポイントがないかを見つけていくのです。
これが、他人を優先せずに、自分を生きることにつながります。
自分的価値は軽く持つことが大切
ここまで自分的価値と相手的価値について説明しましたが
相手的価値を優先しているときは「〇〇だからやる」になっています。
いい人に思われたいからやる。
評価されるからやる。
などですね。
例えば
「上司から評価されるから〇〇の仕事をやる」
これでは評価する上司が退職や異動などで変わり、その仕事自体が評価されなくなったら、やる意味がなくなってしまいます。
それに相手的価値で生きているから自分を生きていることにはなりません。
一方、自分的価値は、「やりたいからやる」です。
やりたいから〇〇の仕事に取り組む。
自分に誠実に生きたいから意見は言う。
もちろん、仕事は自分の好きなようにできるわけではありません。
調整したり、妥協することもあれば我慢することもある。
でも、自分的価値に目を向けて行動していかなければ、いつまで経っても相手的価値の中で生きることになります。
相手的価値ではなくて、まず自分的価値を優先的に考えられる人が自分を生きる人になれるのです。
ここで、ひとつ注意してほしいことがあります。
それは、この自分的価値を固く握りしめないことです。
- 自分はこうしたい
- これを大切にしていきたい
と思っていても、その通りにいかないこともあります。
でも、うまくいかないと自分を責めたり、相手を非難したりと息苦しく重たく感じられてきます。
だから、自分的価値を常に握りしめておくのではなくて、軽く持っていきましょう。
例えば、登山で使うコンパスをイメージしてみてください。
コンパスは、進む方向を決めたり、見つけたりするときにリュックから取り出して使います。
いつも手に持っているわけではありません。
それと同じように必要なときにさっと取り出せるように用意しておき、いつでも確認できるようにしておく。
そして、その自分的価値を確認した上で、どんな行動を選択するかは、自分で決めればいいのです。
なんか自己犠牲しているなあと感じたら、まずはリュックから自分的価値という名のコンパスを取り出してみてくださいね。
最後に
自分を押さえて他人を優先できる人は、優しい人です。
でも、誰かのために動くことを優先するあまり
生き苦しい。
自分を生きていない。
と感じているのなら、その生き方は自分に合っていません。
仕事をしていれば自分の思い通りにならないこともあります。
自分の意見を言わない選択をすることもあるでしょうし、我慢することもある。
でも、他人優先をやめて自分を生きたいと思うのなら
まず自分的価値に目を向けてみる。
そして、自分的価値の中に相手的価値を内包する方法がないだろうか?
と、ぜひ考えてみてくださいね。