評価されない総務の仕事に疲れたときの対処方法

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「総務の仕事は、間違えずやるのが当たり前」

「小さなミスも許されず、毎日気を張っている・・」

「業務改善だって頑張ってやっている・・」

でも評価してくれない地味な仕事。

おまけに営業や開発と比べると給与も少ない。

なんだかモチベーションも続かない。

このように感じている人もいるのではないでしょうか。

それでも仕事は次々にやってくる。

このままでは仕事が苦痛に感じるだけです。

今回は日々の仕事を充実したものに変えていく方法についてお伝えします。

目次

評価されない総務の仕事に疲れたときの対処方法

対処方法としては、他人の評価ではなく、自分の「価値」にそった仕事ができているかに視点を合わせます。

ここで言う「価値」とは「人生に意味や目的を与えてくれ、行動を継続的にガイドするもの」と考えます。

もう少しわかりやすく言うと

「私はこう生きたい」
「私はこれを大切にしていきたい」
「これをすることが人生の目標」

などを言語化したものです。

いうなれば「人生の行動指針」のことです。

私はこの指針のことを「人生のコンパス」と名付けています。

スポーツ選手を例にすれば

イチロー選手なら「野球をすること」
三浦知良選手なら「サッカーをすること」
羽生結弦選手なら「スケートをすること」

この方たちはスポーツそのものが人生のコンパスですね。

他にも

誠実でいること
最善を尽くすこと
正直でいること
フェアであること
同僚を助けること

など

よく考えてみれば、あなたも大切にしている「人生のコンパス」があるはずです。

でも、すぐには思いつかない人もいるかもしれませんね。

見つけ方はこの後にお伝えしますが、このような人生のコンパスを自分の中に腹落ちさせておきます。

そして、人生のコンパスにそった仕事ができているかどうかに視点をあわせていくのです。

例えば「倉庫で過去の書類をファイリングする」仕事をするとします。

こんな評価されない仕事をしたって・・・

と、他人の評価に視点をあわせていると

「ああ、こんな雑務バカらしい・・」

「つまらない仕事・・・」

と、思ってしまうかもしれません。

でも、「最善を尽くす」ことを人生のコンパスにしている人であればどうでしょう。

「どうすれば効率的にファイリングできるか」

「あとから検索しやすくするにはどうすればいいか」

などと考えながら仕事に取り組めます。

だから、他人の評価は関係なくなりますし、小さな仕事からでも充実感を感じることができるようになります。

なぜなら、「こう生きたい」「こうしたい」という自分の「価値」に基づいた行動を取っているからです。

すべての仕事に充実感を感じられるとまでは言いませんが

「バカらしい・・」
「つまらない・・」

と思いながら仕事をするのとは雲泥の差がありますよね。

なぜ、人生のコンパスが必要なのか

他人に「評価される・されない」で自分の仕事をとらえると、他人に振り回されることになります。

評価は他人が一方的にくだすものであり、こちらではどうすることもできません。

もちろん会社の人事評価は給与に影響しますから大切ですが、評価を気にしすぎると他人の人生を生きることになってしまう。

とくに総務人事は裏方ですから、誰も見ていないし、評価してくれない仕事も多いです。

だからこそ、他人の評価にとらわれず、「人生のコンパス」にそって仕事をしたほうが軽やかに過ごせると思いませんか?

人生のコンパスの見つけ方

あなたの人生のコンパスをちらっと見てみる方法をひとつご紹介します。

これからお伝えする2つの質問に答えてみてください。

では、1つ目の質問です。

もし使い切れないほどのお金を持っていたら、あなたはどうしますか?

思いつくものを書き出してみてください。

そんな現実はやってこないから・・と思わずにやってみてくださいね。

どうでしょう。

想像するだけでも楽しくありませんか?

例えば

・豪華客船のスイートルームで世界一周旅行に行く
・BMW、ベンツの最新型を購入する
・都心部に豪邸を買う

などが出てくるかもしれません。

続いて、2つ目の質問です。

世界一周旅行もした、豪邸も手に入った、あなたの欲しいものはすべて手に入った。

そしたら、あなたは次になにをするでしょう?

思いつくものを書き出してみてください。

どうでしょう。

どんなことが出てきましたか?

もしかしたら、

・困っている人を助けるための会社をつくる
・ボランティアで自分の持っている〇〇技術を教える
・子供達の教育のために学校をつくる

などが出てくるかもしれません。

では、2つの質問から出てきた答えを見比べてみると、どうでしょう。

1つ目より2つ目の質問に対する答えのほうが、あなたの本心に近づいたように感じませんか?

つまりは、2つ目に書き出した中に、あなたの「人生のコンパス」を見つけるカギがあるのです。

こうやって、自分の内面をどんどん奥へ掘っていくと、自分のやりたいこと、大切にしたいことが見えてきます。

ちなみに、私の人生のコンパスは、仕事・愛・健康・余暇のそれぞれで設定しています。

仕事で設定しているうちの1つは

「総務人事担当者に役立つ情報を発信すること」です。

だから、ブログやメルマガなどを通じて発信を続けているのです。

この人生のコンパスは、人それぞれ異なり、自分で自由に選べるものです。

他人の目や言動を気にしたり、誰かから言われて決めるものでもありません。

途中で変わっても構いません。

「自分のコンパスは〇〇だから」と強く握りしめてしまうと、自分を追い込んでしまうこともあります。

なので、「ふわっと」と軽く握るくらいがちょうどいいです。

あなたの人生のコンパスは、どのようなものになりそうか、時間をとって書き出してみてくださいね。

最後に

総務人事は「縁の下の力持ちだ」「会社の屋台骨だ」といくら言われても、直接的な評価を受けられなければモチベーションだって上がりませんよね。

でも他人が評価してくれなくても「人生のコンパス」にそった仕事ができれば、充実した仕事人生に変えていくことができます。

人生のコンパスが手元にあれば

・新たな行動を決めるとき
・行動に迷ったとき
・なにかを選択するとき

進むべき方向を指し示してくれます。

日々の仕事や生活においてあなたを導き、あなたの行動を動機づける軸としての役割も果たしてくれるのです。

ぜひ、あなたの人生のコンパスを言語化して仕事に活かしてくださいね。

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