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自分を大切にする働き方がわからない理由と対策
ブログ記事や雑誌などを読んでいて「自分を大切にすることが重要」と、よく聞くけれど「自分を大切にする」とはどういうことなのかよくわからない・・・
「具体的にどうしたらいいのだろう?」と思うことがないでしょうか。
自分を大切にする方法がわからないということは、無意識に自分を犠牲にする働き方をしてきたのかもしれません。
今回は自分を大切にすることがわからない理由、そして自分を大切にするための具体的な方法についてお伝えします。
自分を大切にすることがわからない理由
実は私も「自分を大切にする」とはどういうことなのか、よくわからない一人でした。
「自分を大切にするにはどうしたらいいと思う?」と質問されても、具体的な行動が思い浮かばないのです。
今、振り返ってみると、昔の自分は仕事が前に進むのなら「自分が少し犠牲になってもいいや」と考えていた時期がありました。
だから、自分の気持よりも他人を優先して仕事を進めていたのです。
そのほうがラクだったからでもあるのですが、自分の気持ちを二番手、三番手にしてしまうクセがついてしまうと、自分を大切にすることがわからなくなります。
この他にも次のような理由が考えられます。
自分の価値観を見失っているから
「価値感」とは、個人が大切にしている価値や、それに基づいた判断基準のことを指します。
例えば、家族や友人とのつながりを大切にする、自分の健康を重視する、人には誠実に対応する、など様々な価値観が存在します。
この価値観を脅かされたり、反対されたりすると、人は怒りや悲しみなどの感情が生まれますし、心身ともにストレスを感じることになります。
それだけ価値観は大切だということです。
でも、仕事を前に進めたいがために、自分の価値観を二番手、三番手にすることが常態化していくと、自分の価値観が曖昧になってしまったり、自分が何を大切にしているのかわからなくなったりします。
このままでは、自分を大切にするどころか、自分がどのように過ごしたいのかということを考える余裕さえなくなってしまいます。
つまりは、自分がどのような価値観を持っているかを理解し、それを大事にすることが、自分を大切にする第一歩となります。
他人と比較しているから
私たちはどうしても他人と比較してしまうことがありますよね。
- あの人は私より能力がある。
- あの人は私よりコミュニケーション力が高い。
などなど。
人との関わり合いの中で生きていれば、こうした比較をしてしまうのは当然なのかもしれません。
しかし、他人と比較しすぎると、自分に不足を感じ自己否定感を抱くようになります。
自己否定は、自分を大切にすることと真逆の行為です。
だから、他人と比較するのではなくて、自分と比較することが大切になります。
自分は成長しているのか、目標に向かって進んでいるのかに目を向けることが必要です。
自分のために時間を使っていないから
あなたは、休憩時間や休日を自分のケアやリフレッシュの時間に使っているでしょうか?
仕事や家事、育児などに追われていて、自分の時間なんか持てないのが現状かもしれません。
でも、そのままでは長期的に見ると、ストレスや疲労がたまり、結果的に仕事の生産性が下がってしまう可能性があります。
優先順位を見直すなどして、自分の時間をつくることでリフレッシュすることができれば、より生産的な仕事ができるようになります。
自分のために時間を使うことは、自分を大切にすることと直結しています。
自分を大切にする3つのメリット
ここでは、自分を大切にすることで生まれるメリットを3つ紹介します。
自分を責めることがなくなる
自分を大切にすることによって、自分を責めることがなくなります。
自分に対して優しい気持ちを持つことができますから、過剰なプレッシャーや責任を感じることが減ります。
例えば、仕事で失敗してしまった場合でも、自分を責めることに終始するのではなくて、なにが原因だったのかに目が向くようになります。
だから、落ち込むことも減りますし、失敗を前向きに受け止める力も養われます。
また、自分にとって大切なことを自分で決め、その目標に向かって進んでいくことで、他人からの期待や評価に縛られることがなくなります。
自分のやりたいことをやることで、自分にとって本当に重要なことを見つけ出すことができ、自分の人生を充実させることができるのです。
自分の仕事人生を楽しめる
自分を大切にすることで、仕事に対してポジティブな気持ちを持つことができるようになります。
他人のためではなく、自分のために働く意識が強くなるので、小さな仕事からでも充実感が得られるようになります。
また、自分が満足できるような成果を挙げることができれば、仕事に対する自信もついてくるでしょう。
仕事とは人生の一部ですから、充実感が得られ自信がつけば精神的なストレスも軽減されます。
それに自分が楽しんで仕事をしている様子は同僚や家族にも波及し、よい影響を与えることができます。
周りからも評価されるようになる
自分を大切にすることで、仕事に対する情熱や興味を持つことができるようになります。
仕事に対して前向きな気持ちを持ち、自分のスキルアップやキャリアアップにつながる取り組みを積極的に行うこともできるでしょう。
その結果、周囲にも好印象を与えることができ、信頼される存在になることができます。
また、自分がやりたいと思う仕事に情熱を注ぐことで、周りへもその情熱が伝わり、協力を得やすくなるでしょう。
周りからの評価が上がることで、仕事の成果も向上し、自分も成長することができます。
自分を大切にする方法
では、自分を大切にするにはどうしたらいいのか。
今回は3つの方法をお伝えします。
自分の価値観を見つめ直す
自分を大切にするためには、自分が何を大切にしているのか、自分の価値観を見つめ直すことが大切です。
価値観はこれまでの人生経験をもとに出来上がっていますから、次のポイントで見つめ直してみることをオススメします。
紙に書き出す方法
過去を振り返り、自分にとって何が大切で、何が大事なのかを考え、それを書き出していきます。
例えば、家族、健康、友人、仕事などに区分けして、思いついたものをどんどん書き出してみましょう。
次に書き出したものをグルーピングして優先順位をつけていきます。
優先度が高いものから順に並べてみて、しっくりくるようならあなたの価値観に近いはずです。
不快や不満から考える方法
自分が不快や不満を感じたときは、その原因となっている価値観があります。
例えば、ルールを守らない人を見たときに、イラッとするのなら「ルールを守る」ことが自分の大切にしている価値観と言えます。
このように自分が感じる不快や不満を整理すると、その背後にある価値観を洗い出すことができます。
尊敬する人を考える方法
自分が尊敬する人物を挙げ、その理由を考えてみます。
なぜなら、尊敬する人の行動や考え方などは、自分の価値観に似ている場合があるからです。
社内にいる人でも偉人でも構いません。
なぜ尊敬しているのか、なぜ好きなのか、その理由を考えてみると自分の価値観が見えてきます。
このようなアプローチを使って、自分の価値観を明確にしてみてください。
自分の価値観を理解することで、人生の方向性や、自分にとって本当に大切にしたいことがわかります。
他人と比較するのではなく自分と比較する
自分を大切にするためには、他人と比較せず、自分に焦点を当てることが大切です。
他人と自分を比べてしまうと、自分の欠点や不足を見つけてしまい、自分を責める原因になることがあるからです。
しかし、他人と比較することが避けられない場合もあります。
例えば、仕事での評価や昇進などは、他人と比較されることが多いです。
その場合でも、他人と比較することにこだわりすぎず、自分の成長を意識して、自分にできる最善を尽くすことが大切です。
自分がやりたいことや目標を持って、自分の人生を歩んでいくことができれば、他人と比較する必要もありません。
自分が納得できる人生を歩んでいくことが、自分を大切にすることにつながるのです。
自分のために時間を使う
自分を大切にするためには、自分のための時間を作ることが大切です。
仕事や家事、育児など忙しい日々の中で、自分のために時間を取ることはなかなか難しいかもしれませんが、自分を大切にするためには必要不可欠なことです。
自分のために時間を作ることで、自分をリフレッシュすることができ、ストレスを解消することもできます。
そうすることで同僚や家族にも優しい気持ちで接することもできます。
具体的な方法としては
例えば、自分のスケジュールに
- ◯月◯日 ▢時からは趣味の時間
- △月△日 ●時からは読書の時間
と先に入れてしまうのです。
しかし、日々忙しくしていると、スケジュールに入れているのに、また今度にしようと先延ばしにしがちです。
それではリフレッシュすることができずにストレスが解消されません。
だから、スケジュールに入れた時間は厳守していきましょう。
自分を大切にすること=わがままではない
中には、「自分を大切にすること=わがまま」と考える人がいるかもしれません。
でも、私は自分を大切にすることがわがままだとは思いません。
なぜなら、自分を大切にせずに、他人を優先して生きていても苦しいだけだからです。
あなたもそう思いませんか?
自分を大切にすることができれば自分の心身の健康を守ることができます。
自分が健康だからこそ、他人を大切にすることができると思うのです。
まず自分を大切にしてから、相手を大切にしていく。
それが生き生きとした生活を送るために必要な順番です。
最後に
今回は自分を大切にした働き方がわからない理由と、その解決策についてお伝えしました。
自分を大切にする方法がわからないということは、無意識に自分を犠牲にする働き方をしている可能性が高いです。
その犠牲が苦しくないのであれば問題ありません。
でも違和感や、どんよりと曇った感情があるのなら、それは自分を大切にしていない証拠と言えるでしょう。
これから自分を大切にしていくために、お伝えした方法をひとつ試してみてください。
試してみると「こんなことしたって意味ないのでは?」と思うことがあるかもしれません。
でも、辛抱強く続けてみると「ああ、これが自分を大切にしているってことなんだな」と感じる瞬間が出てくるはずです。
自分を大切にすることができると、自分を責めることがなくなり、仕事人生を楽しむことができます。
楽しく仕事ができれば、その楽しさは周りにも波及していくことができます。
自分を大切にすることで、より豊かな人生を送っていきましょう。