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総務人事のキャリアを高める新しいアプローチ
あなたはいま、総務人事担当者になられて何年目でしょうか。
1~2年目なら、「新しい提案をどんどんしながら仕事がしたい!」
と、思われているかもしれませんし、
もっと長い経験のある人の中には、
「総務の仕事はリスクを回避することが第一優先」
と、思われているかもしれませんね。
なにが言いたいかというと
どちらがいいとか、悪いとかではなくて
経験が増えるにつれて
「総務人事は〇〇する部署」
「総務人事は〇〇しない部署」
と、いつの間にか自分の中に枠をつくってしまい
その中でキャリアを高めようとしていないでしょうか?
枠の中でキャリアを高めようとすると、
どうしても新しいアイデアが出てこないし、実績もあげられずキャリアも高めていけません。
そんな悩みを抱えている人にオススメなのは
他人をモデリングして、新しいアイデアを出すことで、キャリアを高めていくアプローチです。
今回はその方法についてお伝えします。
総務人事のキャリアを高める新しいアプローチ
会社という組織は、総務、営業、開発などの部署で構成されていて、それぞれ役割が違います。
どんな役割を担っているかは、「組織規程」や「職務分掌規程」などで細かく定められている会社もあると思います。
そこには総務人事のことも書かれていますね。
例えば
- 採用に関する業務
- 株主総会・取締役会の運営業務
- 社内規程の策定業務
- 福利厚生に関する業務
などでしょうか。
当然、ここに書かれていることが業務のメインになるわけですが、
長年、総務人事業務をやっていると、この枠の中だけでキャリアを考えがちです。
他にも総務は
- 守りの部署
- 従業員をお客様とする部署
など
自分の中で無意識に枠をつくっていて、そこから外れることはしない。
すると、その枠の中でしか発想できなくなって
キャリアを高めたり、実績を出すための
アイデアが浮かばない。
ネタが思いつかない。
だから、行動できない。
ことがあると思うのです。
もちろん、規程に書かれているとおり
「総務人事は〇〇の業務をする」
という会社の決まり事があるわけですが
極端にいえば、総務がなんらかの方法で会社の商品を売ってもいいわけですよね。
もちろん事前に会社の承認はいるでしょうが
総務人事は他部署に比べてかなり自由度が高い部署だと、私は思っています。
つまり
これからキャリアを高めていくアプローチとしては、
「枠にとらわれず、今までの自分では思いつかないアイデアを出していく」
ことが必要なのです。
枠にとらわれないアイデアを出す方法
では、自分には思いつかないアイデアを出すためには、どうしたらいいのでしょうか?
その方法は、他人をモデリングすることです。
モデリングとは
イメージの中で、他人の考え方や行動パターンなどをマネして、自分の中に取り込むことです。
総務人事のキャリアを高めていくために、アイデアを出す人のチカラを借りてくるのです。
例えば
- ダウンタウンの松本さんが、総務人事に配属されたとしたら?
- キングコングの西野さんなら、どんな企画案を出すか?
- 漫画の主人公、スーパー総務マン 山口六平太ならどう考える…?
などです。
もちろん、松本さんや西野さんが入社して隣の席に座ることはないでしょうが
その人達の発想や考え方を借りてくることはできます。
それに、少し飛躍したイメージのほうがアイデアが出やすいのです。
なぜなら、飛躍しないと、自分の枠から出ることができないからです。
もちろん、有名人でなくても、あなたの近くにモデルにしたい人がいれば、その人でもOKです。
モデリングするときの注意点
モデリングするときは
誰をモデルにするか決めて
その人の表情やしぐさ、姿勢、行動、声のトーン、話し方などを
あらかじめ観察したうえで具体的にイメージしてみます。
そのイメージの中で、モデルの人になりきったかのように
今後のキャリアについてアイデアを出してみるのです。
アイデアを出すときの注意点は、
自分にできるかどうかというフィルターは一切かけずに
まずは紙に書き出してみることです。
松本さんなら
西野さんなら
山口六平太なら
どんなアイデアを出すだろうか?!
と、楽しみながら書き出してみましょう。
出てきたアイデアをポイ捨てせずに活用する
出てきたアイデアを見直してみて
これやってみたらおもしろいかもしれないな!
と、思えるものがあるかもしれません。
でも同時に
あの上司を説得しなくちゃな・・
時間がかかるな・・
やっぱり現実的ではないな・・
などが
思い浮かぶかもしれませんね。
でも、そのアイデアをすぐにポイ捨てしないでください!
そのアイデアがすぐに実現できなくても
分解すれば、いまできることも見えてくるからです。
例えば
「新しい分野へ進出するためのDXを活用した教育システムをつくる」
アイデアが浮かんだとします。
そのシステムをすぐに構築できるわけではないけれど
情報収集や自分で調べることはできるわけです。
他にも仲間を集めて勉強会を開催するなど
実現に向けての一歩は踏み出せますよね。
いや~、それでも実現するには時間もかかるし
説得しなくちゃいけない人も多いし、
後回しにしてしまおうと思うかもしれませんね。
そんなときのアプローチ方法はいろいろあるのですが
今回オススメするのは
アイデアを実行したら、どのようなキャリアを高められるのか?
を複数書き出してみることです。
例えば
- DX分野の知識と経験が増える
- 教育システムの構築方法が身につく
- 生産性アップの実績が出せる
などが出てきたとします。
そしたら
どんな自分になれているのか
未来をイメージしていくのです。
DX推進の専門スキルをもつ社内教育の第一人者になっている
などですね。
このように出てきたアイデアを実現し
キャリアを高めている自分をイメージすることで
自分を動かす推進力にするのです。
自分の枠にとらわれず、新しいアイデアの実現に向けて一歩踏み出すことで
あなたのキャリアを高めていきましょう。
最後に
総務でキャリアを高めようとしたとき、資格取得に重きを置く人もいると思います。
資格は自分の知識を証明するものでもあるし、勉強したことはムダにはなりません。
ですが会社が求めているのは資格取得ではなくて
どんな実績を出してくれるのか
どんな貢献をしてくれるのか
だけです。
これは転職するときも、起業するときも同じです。
だから、資格に頼らず、職場で実績をあげることで
キャリアを高めていくことが必要になります。
そのために、今回お伝えしたアプローチでアイデアを出してみてください。
そのアイデアを見て「現実的でない」とポイ捨てするのではなく
アイデアを実現しキャリアを高めていくために
いまなにができるのかを考えていきましょう。