変わりたいのに変われない本当の理由とは?自分を変えるための3つの方法

変われる人

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変わりたいのに、変われない・・・

  • ダイエットに挑戦したい
  • 仕事のスキルアップを目指したい
  • もっと自信をもって意見を言いたい

いくらそう思っても変われない経験が、あなたにもあるのではないでしょうか。

なぜ、変わりたいと思っても変われないのでしょう?

いったい何が原因なのか。

今回の記事では変わりたいのに変われない理由と、変わるための方法をわかりやすく解説します。

目次

変わりたいのに変われない3つの理由

「今のままはイヤだ、だから変わりたい!」と、心のなかでは思っている。

しかし、変わることに抵抗を感じて踏み出すのをやめてしまうときがありませんか?

その原因は人間の心理にあります。

1.自分でブレーキをかけているから

ブレーキをかけている

あなたは「ホメオスタシス」という言葉をご存知でしょうか?

ホメオスタシスとは、人間が生きていく上で必要な「恒常性を維持する」機能です。

私たちの身体は、自分が意識していなくても、体温や心拍数を一定に保っていますよね。

つまり、ホメオスタシスが働いているから、人間は生きていられるわけです。

しかし、ホメオスタシスは心理的な側面にも影響を与えます。

たとえば、体温が下がると、人間は自動的に寒く感じて、暖房をつけたり厚着をしたりして対策します。

同じように、現状から変わろうとすると、人間は自動的に不安や恐れを感じるのです。

転職や起業を考えたとき、不安や失敗するかもしれないという恐れが頭をよぎりますよね。

これは、ホメオスタシスが働き「危ないから変わらなくていい、今のままでいいよ」とブレーキをかけているわけです。

変わりたくても変われないのは、こうした心理的な背景があるのです。

2.現状維持がラクだから

丘の上にあるベンチ

人間は基本的に「エネルギーを使わない」選択を好む生き物です。

逆に言えば、できるだけラクしたいわけです。

しかし、現状から変わるには、大きなエネルギーや時間が必要になりますよね。

一方で現状維持は、すでに知っている範囲での行動なので、エネルギーをあまり使わずに済みます。

たとえば、毎日同じ道を通勤する、同じスーパーで買い物するのは、新しい道やお店を探すよりもエネルギーを使いません。

新しい道を探して迷う可能性もあるし、新しいお店には欲しいものがないかもしれない。

だから、リスクを回避して現状維持を選択します。

現状維持には、安全性や安心感、エネルギー節約の「価値」があるわけですね。

だから、変わりたいと思っても、現状維持の価値が壁となり変われないのです。

3.ゴールがイメージできていないから

ゴールを探している人

変わりたいと思っても変われないのはゴールが曖昧だからです。

ゴールが曖昧だと、どこへ進むべきか、何をすべきかが不明確になり、行動を起こすエネルギーが散漫になります。

たとえば、ダイエットをしたいと思っても「痩せたい」と、つぶやくだけでは具体的なイメージがわきません。

ダイエットにより変化した自分の姿をイメージできなければモチベーションもあがりませんよね。

ダイエットを始めた数日は、ゴールが曖昧でも気合でなんとか行動できるかもしれません。

しかし、気合だけでは長続きしません。

ゴールが曖昧だと、行動が単発的で継続しづらく、途中で挫折する可能性が高くなります。

変わりたい人がわるための前提条件とは?

頂上で手を上げている人

ここまで、変わりたいのに変われない理由を3つお伝えしました。

しかし、変わりたいのに変われない自分がいるのは事実であり、いらだちや情けなさを感じるときもあるでしょう。

今と同じ状況がこれからも続くことに不安や恐れを抱くかもしれません。

すると

  • 「やっぱり自分はなにやってもダメなんだな・・」
  • 「自分は変われない、未来もこのままか・・」

と、自分を責めたり、未来を悲観したりしがちです。

それがさらなる行動の妨げになります。

自分を受け止めるメリット

では、どうすれば自分を責めずに済むのでしょうか。

それは「ありのままの自分を受け止める」ことです。

受け止めるとは、「変われていない自分」をそのまま認めることです。

変われていない自分を「良い、悪い」で評価するのではなく、ただ「変われていない自分がいる」と認識していきます

ただ、フラットに、客観的に「変われていない自分がいる」だけです。

そのままの自分を認めていくと、心が落ち着き、次の行動を冷静に考えられるようになります。

変われない自分を認めることは、新しい自分へと変わるための重要なステップです。

逆に、自分を認められないと自己否定のループに陥り、なかなか前に進めなくなってしまいます。

まずは「今の自分」をしっかりと認めてから、次のステップに踏み出していくことが大切になります。

変われない自分を変えていくための3つの方法

ここからは、変われない自分を変えていくための方法を3つお伝えします。

1.明確なゴールを描く

ゴールを目指す人

SMART原則を活用する

先ほどお伝えしたホメオスタシスを乗り越えていくには、明確なゴールが必要です。

明確なゴールを設定すると、行動の方向性が決まり、モチベーションも高まるからです。

逆にゴールが明確でないと、どの方向に進むべきかわからず、行動が散漫になりがちです。

明確なゴールがあると、努力する意義が見えますし、行動が持続しやすくなります。

明確なゴールを描くためには「SMART原則」が有用です。

SMARTの原則

【S】(Specific)具体的
【M】(Measurable)測定可能
【A】(Achievable)達成可能
【R】(Relevant)関連性がある
【T】(Time-bound)時間制限がある

SMART原則に基づいてゴールを設定することで、現実的かつ達成可能なものかを確認できます。

たとえば ゴールを「3ヶ月後の◯月◯日には、体重を60kgから57kgにする」とすれば、わかりやすいですよね。

ゴールを描く際のポイント

ゴール達成

さらに、ゴールを描く際には、ゴールを達成した自分の姿を具体的にイメージすることが重要です。

ゴールを達成した自分の姿を明確にイメージできると、ゴールに対するリアリティと緊急性が増すからです。

ゴールを達成したとき、

  • どんな服装をしているのか?
  • どんな独り言をつぶやいているか?
  • 家族や友人からはどのような言葉をかけられているか?
  • 自分の内面はどう変わっているのか?

ゴールを達成したときのイメージをありありと描いていきましょう。

明確なゴールを描くのは、自分がどのように変わりたいのか、そのためには何をすべきなのかを明確にする重要なステップです。

このステップを踏むと、変わるための行動が具体的になり、変わりたいという願望を現実のものとする力が増します。

2.小さな成功体験を積み重ねる

成功してガッツポーズする人

成功体験は自信や自己効力感を育てる

なぜ、小さな成功体験が必要かというと、ホメオスタシスに引き戻されないためです。

大きめの目標を設定し達成できないと「やっぱりダメだ」と変われない自分に視点が向いてしまいます。

小さな成功体験を積み重ねると自信がつきますし、自己効力感(自分にできるという信念)を高めます。

自己効力感が高まると、大きな目標に対する恐れが減少し、次の行動が取りやすくなります。

例えば、ダイエットで1kg減量に成功した体験は、次の2kg減量に対する自信となり、行動を継続しやすくなります。

小さな成功体験の積み重ね方

小さな成功体験を積み重ねるためには、簡単な目標から始めることが有効です。

たとえば、ダイエットなら1ヶ月で500グラム減から、いやもっと少なくてもいいかもしれません。

自分にできる最小の目標からはじめてみましょう。

小さな成功体験を重ねながら、徐々に大きな目標へシフトしていけばいいのです。

創造的な絶望を描く

頭を抱えている人

なぜ創造的な絶望が必要なのか?

創造的な絶望とは、もし自分が何も変わらなかったらどうなるか「最悪のシナリオ」を具体的にイメージすることです。

  • 変わりたいのに変われない、もんもんとした自分
  • なにをやってもダメだとつぶやいている自分
  • いつまでも評価されない自分

創造的な絶望を描くと「こんなのはイヤだ!」と、現状からの脱却の必要性が明確になり行動力が高まります。

人は緊急性や危機感を感じると行動を起こしやすくなるのです。

創造的な絶望の描き方

創造的な絶望を描く際には、具体的かつリアルな未来をイメージすることが重要です。

抽象的な不安や恐れではなく、具体的な未来のイメージを持つことで、その危機感が現実味を帯びていきます。

たとえば、今はAIの進歩が著しいですよね。

仕事でも新たなスキルを磨かないと、5年後、10年後には取り残されてしまうかもしれない。

AIに仕事を奪われている状況を具体的にイメージしていくと、今すぐにでもスキルアップに励もうという気持ちが高まります。

ただし、この方法はあくまで行動を起こすための「きっかけ」であり、その後の具体的な行動が非常に重要です。

ですから、創造的な絶望を描いたら、次にその感情を具体的な行動につなげていきましょう。

まとめ

今回は、変わりたいのに変われない理由と変わるための3つの方法をお伝えしました。

人間には「ホメオスタシス」とよばれる、安全性や安心感を保ち、エネルギーの節約をする機能が備わっています。

人間が生きていくためには非常に大切な機能ですが、一方で変わることを抑制しようとします。

あなたが本当に変わりたいのならば、このホメオスタシスを超えていかなければなりません。

そのためには、明確なゴールを設定し、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。

成功体験が増えれば、自己効力感もあがるので、大きな目標も目指していけます。

また、創造的な絶望を描くと、行動に緊急性を持たせられます。

この記事で紹介した方法を活用して、ぜひ自分自身を変えていく第一歩を踏み出してください。

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