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仕事で劣等感を感じる理由と今すぐ克服するための2つの方法
あなたは仕事で「劣等感」を感じることがありませんか?
「あの人はすごいなあ、、でも、自分はムリだな。。」と思ってしまう。
人と自分を比べて能力のなさを感じてしまったり、できない自分を責めてしまったりする。
だから、イヤな気持ちになって落ち込んでいく。
心の中に鉛があるような重く苦しい状態の人もいるのではないでしょうか。
こうした劣等感を克服していく方法は「自分の欲に気づくこと」「すべてを受け入れていくこと」です。
今回は、仕事で劣等感を感じてつらいときの克服方法についてお伝えします。
仕事で劣等感を感じる理由
あなたが仕事で劣等感を感じるのは、どんなときでしょう。
周囲の同僚や後輩が
- 自分より成果を出しているとき
- 会社や上司から誉められているとき
- 自分より早く昇進しているとき
など、誰かと自分を比較しているときに劣等感を感じている人が多いのではと思います。
この「比較」も劣等感を感じる要因のひとつですが、私はもっと根本的な要因があると考えています。
劣等感を感じるのは欲が満たされていないから
その要因とは「欲」です。
人がイヤな気持ちになる大きな要因は「自分の欲が満たされていない」からです。
例えば、オフィスの空気がよどんでいて息苦しいとき、窓を開けて換気しますよね。
これは、きれいな空気の中で仕事をしたいという欲があるからです。
他にも、子供が言うことを聞かないときイライラして声を荒らげてしまいます。
これは子供を自分の思い通りに動かしたい欲があるからです。
このように人がイヤな気持ちになるのは、自分の欲が満たされないときなのです。
人は様々な欲を持っているものですが、頭の中では「今、どんな欲があるか?」なんてひとつひとつ意識せずに行動しています。
だから欲があることに気づいていません。
では、劣等感というイヤな気持ちになるときは、どんな欲があるのか考えてみます。
それは、
- 自分も誉められたい
- 評価されたい
- 認められたい
という「承認欲」です。
でも、この承認欲があることにそもそも気づいていない。
気づいていないから満たされることはありません。
だからイヤな気分が続くわけです。
欲に気づけないのはマインドが影響しているから
欲に気づけなくなってしまうのは「マインド」が影響しているからです。
ここでいう「マインド」とは、私たちの頭の中にある「思考」する部分と考えてください。
マインドは実によくできた機能をもっていて、私たちの暮らしのために役立っています。
たとえば、朝起きて空が曇っていると「雨が降るかもしれないから傘をカバンに入れよう」と考えて将来のリスクを回避します。
他にも、「前に訪れたレストランは一皿の量が多かったので食べきれなかった。だから今度は注文数を減らそう」と考えることでよりよい選択ができます。
このようにマインドは想像、比較、判断、予想などを自動的に素早く作動させる機能を持っているので、外的なものはうまくコントロールできるのです。
でも、自分の劣等感やネガティブな気持ちなど内的なものをコントロールすることには全く役に立ちません。
例えば、同僚や後輩が上司から誉められているところを見たとき、誉められていることは事実です。
でも、その事実に対してマインドは、自動的に素早くいろんな意味づけをしてきます。
頭の中で、自分は同僚より知識がないと比較し、今後も自分が褒められることはないだろうと予想し、自分には能力がないと判断する。
承認欲があることにはまったく気づかずに、ネガティブな意味づけに専念してしまうことで、イヤな気持ちをどんどんふくらませていきます。
だから、いつの間にか、イヤな気持ちのループにハマったまま抜け出せなくなってしまうのです。
仕事の劣等感を克服するための2つの方法
では、劣等感というイヤな気持ちのループを克服するためにはどうしたらいいのでしょうか。
今回は2つの方法をお伝えします。
自分の承認欲に気づくこと
1つ目として、自分の承認欲に気づくことです。
例えば、目の前で同僚や後輩が上司から誉められているところを見て、イヤな気持ちになったとしましょう。
まず、どうしてイヤな気持ちになったのか書き出していきます。
- あの人はすごいなあ。
- 自分にはムリだな。
- 自分には能力がないからな。
- あのように評価されることはないだろうな。
みたいに、頭に浮かんだことをどんどん出してみましょう。
そして、そこには「自分のどんな欲があるのだろうか・・」と考えていくのです。
すると。
ああ、自分はあのように上司から評価されたいと思っているんだな。
誉められたい、認められたいと思っているんだな。
などのように自分の承認欲に気づくはずです。
このように気づくことでマインドはネガティブな意味づけをしなくなります。
なぜなら、欲に気づくことで満たしていくための方法を考えるようになるからです。
同僚や後輩との能力や経験、知識を埋めていくにはどうすればいいか?
まず小さなことからでもいいので動いてみます。
例えば、参考になる本を読みはじめてもいいし、同僚から直接教えてもらうでもいい。
自分で動いてみてフィードバックしながらまた進んでいく。
それを繰り返していくことで、同僚や後輩との差を確実に埋めていくことができます。
すべて肯定的に受け入れること
2つ目の方法は、すべてを肯定的に受け入れることです。
肯定的とは、なんでも受け入れることです。
拒否しない
感謝する
楽観視する
などです。
中でも、やりやすいのは「感謝」することです。
感謝する簡単な方法は、とりあえず「ありがたい」を付け加えることです。
例えば、「同僚や後輩が上司から誉められている。・・・ありがたい」と最後に付けます。
はあ?よくわからない・・・と、思われるかもしれませんが、これなかなか効果的です。
なぜなら、マインドがネガティブな意味づけをしなくなるからです。
「ありがたい」を付け加えると、マインドは「なぜありがたいのか?」を考え始めます。
「なぜありがたいのか?」
「うーん、なぜありがたいかといえば、同僚が誉められたということは会社に貢献したからだ」
「会社に貢献したということは利益につながったということ」
「利益につながったのなら、自分の給与にもつながっているから、ありがたいことだ」
このように、とにかく「ありがたい」につなげていきます。
この理由が正しいかどうか、適切かどうかは問題ではなくて、単にマインドがネガティブな意味づけをしないようにもっていけばいいのです。
ネガティブな意味づけをしなければ、イヤな気持ちになったり落ち込むこともなくなります。
なんか、納得できたような、そうでもないような気持ちになったかもしれませんが、イヤな気持ちのループから抜け出せればそれでOKなのです。
最後に
仕事をしていれば様々な人と関わります。
自分より能力が高い人、知識が広い人もいるでしょう。
ついつい自分と比較して劣等感を感じ、イヤな気持ちになることがあるかもしれません。
そのときは「自分にはどんな欲があるのだろうか?」と考えてみてください。
その欲に気づくことができると、あなたのマインドはネガティブな意味づけをしなくなります。
そうすれば、劣等感のループにハマることなく軽やかな気持ちで仕事に向かうことができます。
あなたの仕事人生を充実した豊かなものにしていくために、今回の方法を試してみてくださいね。