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なぜ自分ばかり・・・損をしていると考えてしまうときの対処方法
またか・・なぜ上司は自分ばかりに仕事を振るのか・・
なぜ私ばかりが雑用をしているのか・・
もういい加減にしてくれ・・
私の仕事量を全然わかっていない・・
こんなふうにイライラ、ムカムカすることがありませんか?
「自分ばかり・・・」と思うと、なんだか損してる気分になるし、仕事にも力が入らず苦しくなりますよね。
そこで、今回は「なぜ自分ばかり・・・」と考えてしまうときの対処方法についてお伝えします。
- なぜ自分ばかり・・と考えだしたら、「ちょっと待てよ」と一呼吸置く
- 自分の思考に気づき、別の考え方を探してみる
自分ばかり・・・と考えてしまう場面
まずは「自分ばかり・・」と考えてしまう場面をあげてみます。
自分ばかりに仕事を振られる
なぜか自分ばかりに仕事を振られるときがありますよね。
すでに手持ちの仕事はいっぱいだとわかっているはずなのに、上司が新しい仕事を振ってくる。
どうしてこの上司はいつもこうなんだろう。
部下に仕事を振り、自分ばかり楽をしていてズルい。
ああイライラする、ムカムカする。
「もういい加減にしてください!」と、声を大にして言いたいのに
それを飲み込み、表情には決して出さず、我慢しながら仕事をこなしている。
自分ばかりが雑務をやっている
とくに中小企業で、ひとり総務の人は他に雑務をやる人がいませんよね。
だから、雑務を一手に引き受けてしまうことがありませんか。
シュレッダーのゴミ袋やコピー機のトナー交換など細かなことも多い。
でも、別に総務がしなくちゃいけないわけでもない。
- 「そんなこといちいち言ってこないでよ」
- 「あなたがやってよ」
- 「自分はコマ使いじゃない」
と言いたいのに「総務だから」という理由で雑務を引き受けてしまっている。
自分ばかりが注意される
同僚が仕事でミスをしてもあまり注意しないのに、自分がミスすると必ず注意してくる上司。
- 自分のことが嫌いなのか?
- 意地悪しようとしているのか?
- それともウサを晴らしたいのか?
そんな考えがわいてくる。
私だって頑張ってやっている!
私ばかり注意するなよ!
と、言いたいのにグッと踏ん張っている。
よくありがちな場面をあげてみましたがどうでしょう。
思い当たる場面がありましたでしょうか。
なぜ自分ばかりと考えてしまうのか?
このような場面にあたったとき、あなたの頭の中はマイナスな思考でいっぱいになっていませんか?
例えば、上司が自分ばかりに仕事を振ってくるとき
- あの上司はラクをしようとしている
- あの上司は私のことが嫌いだから意地悪しようとしている
などの思考が無意識に浮かんできます。
こうした思考は、なにか出来事があったとき瞬時に浮かびます。
すると、イライラ、ムカムカといった怒りや、シクシクといった悲しみなどのマイナス感情を引き起こします。
マイナスな感情が続くとストレスがたまりますから、職場だけでなく家族や友人との関係が悪化するかもしれない。
でも、同じような出来事があっても、ストレスをあまり感じない人もいます。
あなたの周りには、上司に怒られても平気な人や、仕事を振られても平常心な人などストレスをためない人がいませんか。
「あの人、タフだよな〜」と、思う人いますよね。
そうした人は、マイナスな思考をまったく持っていないわけではなくて、別の考え方ができるのです。
だから、ストレスがたまらないのです。
その人たちの思考やストレスを目で見たわけでも確認したわけでもありません。
でも、話を聞いてみると、マイナスな思考にとらわれず、別の考え方に転換しているのです。
こういうとマイナス思考が悪いみたいに感じるかもしれませんが、そうではありません。
私もあなたと一緒でマイナス思考の人間です。
というより、人間のほとんどはマイナス思考なんです。
なぜなら、人間は太古の昔から、常に周りを警戒しながら生きてきました。
厳しい自然の中で、凶暴な動物などから自分や家族を守るためには危険を事前に察知する必要があったからです。
そのため、そもそもマイナス思考になるのは自然なのです。
つまりは、なにが言いたいかというと、
「人はそもそもマイナス思考だけど、ストレスをためない考え方を選択することもできる」ということです。
今の自分の思考に気づき、別の考え方ができると、ストレスが軽減できますし、人間関係も悪化させずにすみます。
自分ばかり・・・と考えてしまうときの対処方法
では、別の考え方をするにはどうすればいいのか。
それは、マイナスな思考が浮かんだとき
「ちょっと待てよ」と自問して、別の考え方を探すことです。
例えば、上司が仕事を振ってくるとき
いつもなら
「ああ、またか・・・もういい加減にしてくれよ」
「私のことが嫌いだから仕事を次々振るのか」
「上司だけがラクしようとしている」
と、いくつかの思考が浮かびますよね。
そのままにしておくと、イライラ、ムカムカの繰り返しです。
そこで、
「ちょっと待てよ、他の考え方ないかな?」と、探しに行くのです。
例えば
「私のことが嫌いだから仕事を振っている」
別の考え方をしてみると
「私のことを頼りにしているから仕事を振っている」
「上司だけがラクしようとしている」
別の考え方をしてみると
「上司にも新しい仕事がある。自分の仕事を早く引き継いでもらいたいと考えている」
このように別の考え方ができると、イライラ、ムカムカがスーッと引いてくので、ストレスが軽減できます。
いやいや、たしかにそうかもしれないけれど、その場面ですぐに考え方を切り替えることはできないよ・・
と思われるかもしれません。
たしかに慣れるまでは時間がかかるかもしれない。
そんなときは、自分の思考をそのまま紙に書き出してみることをオススメします。
- 「ああ、またか・・・もういい加減にしてくれよ」
- 「私のことが嫌いだから仕事を次々振るのか」
- 「上司だけがラクしようとしているのではないのか」
と、書き出してみる。
自分の頭に張りついている思考を切り離して、紙の上に置くイメージをします。
そして、書き出した言葉を眺めてみます。
すると、
「ああ、自分はこんな考え方をしているんだな」
と、第三者的視点で見ることができ、自分の思考から距離が取れるようになります。
思考から距離が取れると、イライラ、ムカムカといった感情に巻き込まれなくなります。
感情に左右されなくなると、頭の中に余裕が生まれるので、冷静に物事を判断できるようになります。
今の仕事量を確認し、上司から振られた仕事が納期内に完成できるのか、難しいのなら納期を調整する。
そもそも仕事量が多すぎてどうにもならないのなら仕事の分担を相談する。
など、具体的な行動ができます。
自分の思考にとらわれて、イライラ、ムカムカすることも減りますから、仕事にも集中できるようになるのでオススメです。
最後に
仕事をしていると、自分ばかり・・・と思うことがありますよね。
マイナスな思考が浮かんで、怒りや悲しみなどを引き起こしてしまう。
自分ばかり損しているような気持ちにもなり仕事にも力が入らなくなる。
そんなときは、まず自分がどんな思考をしているのか気づき、別の考え方がないか探してみましょう。
自分の思考にとらわれず、いろんな考え方ができて、その中から自分に適した考え方を選択する。
そのほうがストレスを軽減できます。
思考を変えると感情が変わり、行動も変わっていきます。
人間関係も好転に繋がりやすくなるので、仕事もしやすくなる。
そうすれば成果もあがりやすくなる。
うまくいかないときも、悩みや不安に巻き込まれることなく、前に進んでいける。
自分も他人も責めることがなくなり、イキイキと働けるようになります。
ぜひ、今回お伝えした方法を試してみてください。