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仕事で疲れて勉強できない社会人のための3つの対策
平日は仕事で疲れて、やる気が出ず勉強できない。
休日にまとめて勉強しようと思うけれどダラダラしてしまう。
社会人にとって、自己成長やキャリアアップのために勉強は重要です。
しかし、仕事での疲労や時間の制約、自分のモチベーションなどで、勉強できないことありますよね。
この記事では、仕事で疲れていても、気合に頼らず勉強する具体的な方法をお伝えします。
勉強の価値を最大化し、豊かな職業人生を手に入れるためのヒントにしてください。
社会人が仕事終わりに勉強するメリット
仕事終わりの勉強は、自主的な場合もあれば会社からの強制も含まれているかもしれませんね。
いずれにしても勉強するメリットは大きいです。
ここでは3つのメリットをあげてみます。
キャリアアップにつながる
勉強によって専門知識やスキルを高めることは、キャリアの向上に直結します。
例えば、専門的な資格があれば新しいキャリアパスが開かれる可能性が高くなります。
社内のプロジェクトに手を挙げることも可能になるでしょうし、転職や起業などによって収入の向上も期待できます。
さらに、顧客や業界内での信用が向上し、ビジネスチャンスが広がることがあります。
日々の充実度があがる
知識やスキルが増えていくと、自己成長の喜びや充実感をもたらします。
出来なかったことができるようになる、物事を多角的に見られるなど、能力が高まっている自分を実感できるからです。
さらに、ある分野の専門家として認知されることにより、自己価値が高まり、自信をつけることができます。
信頼関係の向上
知識やスキルの増加は、問題解決能力の向上にもつながります。
なぜなら、課題に対して専門的な知見から解決策を提供できるようになるからです。
さらに、人とのコミュニケーションにおいても、より深い対話が可能になるので、相手との信頼関係が深まります。
このように勉強するメリットは多岐にわたります。
心理学者アブラハム・マズローの提唱した「欲求階層説」によれば、人間は基本的な欲求を満たした上で、最終的には「自己実現」を追求するとされています。
自己実現とは、自己の潜在能力を最大限に発揮し、自己成長を遂げるプロセスを指します。
つまりは「勉強する=自己実現に近づく」になります。
こうしたメリットはみなさん十分にわかっておられるし、意欲もあると思います。
だけど、なかなか取り掛かれないのが現実ですよね。
仕事で疲れて勉強できない原因
では、意欲があるにも関わらず、勉強できない原因はなんでしょうか?
ここでは3つのポイントをあげてみます。
眠気や疲れなど身体的な問題
まず1つ目は身体的な問題です。
仕事後は疲れますよね。
人間関係のストレス、納期逼迫、仕事の量、質など、数え上げたらきりがない。
そこで毎日過ごすわけですから身体的な疲れは当然です。
この問題を解決するためには、適切な休息と栄養の摂取しかありません。
もちろん、ストレスや仕事の量を調整することも必要です。
ですが、勉強する体力をつけるには健康的な食生活と十分な睡眠が基本になります。
勉強の目的がわからなくなる
2つ目は、勉強の目的がわからなくなることです。
目的がわからないとモチベーションの低下を招きます。
目の前にある本を読む、問題を解くことが単なる作業になり、つまらなくて苦しいものになります。
この問題を解決するためには、なんのために勉強しているのか、目的の明確化が大切になります。
たとえば、勉強を始める前に目的を再確認する、紙に書いて目のつくところに貼っておく、などが効果的です。
勉強の習慣化ができていない
「今日は帰ったら勉強しよう」と思っていても、家に帰ったら疲れてソファに座ったままダラダラしてしまう。
そこから立ち上がって勉強に取り掛かるのは、きわめて困難です。
この問題を解決するためには、習慣化する方法がもっとも効果があります。
疲れていても、そうでなくても、帰ったら机に向かう習慣をつくってしまうと楽になります。
逆に習慣化されていないと、やったりやらなかったりして勉強がはかどりません。
毎日の勉強も負担に感じて腰が重くなるので継続できなくなります。
仕事で疲れて勉強できないときの3つの対策
では、仕事で疲れていても勉強できる方法を、事例をもとにしながら説明します。
たとえば、
「勉強のことは頭にあるものの、お風呂のあとにソファに座り、ダラダラとYouTubeを見て結局、勉強せずに寝る」
このような経験はあなたにもあるのではないでしょうか?
こうなってしまう理由は「習慣化」です。
こうした習慣ルートを繰り返すことで、勉強しない習慣化が出来上がります。
習慣化すると無意識のうちにこのルート上を動いています。
だから自分でも気づいていません。
そこで、まずは新しい習慣化をつくることが大切になります。
新しい習慣化のルートをつくる
新しい習慣化をつくるには、現状の習慣ルートを把握したうえで変えていきます。
先ほどの例では「お風呂に入る→ソファに座る→YouTubeを見る→勉強しない」が習慣ルートでした。
この現状の習慣ルートの流れを把握したうえで、ルートの一部を変えていきます。
たとえば、お風呂に入ってからソファに座るのではなくて、勉強机に座るようにする。
するとルートが変わります。
ルートが変わるとYouTubeを見るルートが断ち切れるので、ダラダラすることなく勉強に取り掛かれます。
目的を再確認する
しかし、勉強机に座ったとしてもYouTubeを見てしまうことがあるかもしれませんね。
そうならないために、勉強机に座ったら勉強する「目的」を確認するためのルートを加えます。
たとえば、勉強机に「目的」を貼っておく。
机上のパソコンを開けたら表示されるようにして目に入るようにしておくのです。
そのときに注意してほしいのは「〇〇試験に合格する」といった目的を掲げてしまうことです。
たしかに合格は重要ですが、もっと先をイメージしてほしいのです。
たとえば、合格したあとに、その知識や経験を活かして会社で活躍している姿、副業や独立してお客さんに喜んでもらえているシーンなど。
合格だけではなくて、その先の未来をリアルにイメージしておく。
そのほうが勉強する際に高いモチベーションになります。
小さな目標から始める
そして、勉強に取り掛かるわけですが、気合で頑張ろうとすると、高い目標を設定しがちです。
たとえば、今日はこの問題集を最後までやろう!とかですね。
最初の数日は気合でなんとかなるかもしれませんが、徐々にペースが落ちてやらなくなります。
そうならないために、まずは小さな目標から始めます。
たとえば、問題集を1ページだけやる。
もっと小さくするなら、問題を1つだけやる。
小さい目標からスタートすると、100%クリアできるのでエフィカシー(自己効力感)が高まります。
エフィカシーが高まると、もっと頑張ろうと思えるので目標を徐々に高くしていけます。
勉強する習慣を継続させるコツ
勉強する習慣を継続させるコツをお伝えします。
身体的な疲れを癒やす
健康的な食生活と十分な睡眠は疲労回復の基本になります。
疲労感は栄養不足からくることもあるので、良質なタンパク質、ビタミン、ミネラルを含むバランスの良い食事が大切になります。
また睡眠は私たちの身体と脳がリセットし、リフレッシュするために不可欠です。
質の良い睡眠を確保し、日々の疲労を癒していきましょう。
勉強しやすい場所を見つける
勉強する場所は、集中力に大きく影響します。
たとえば、図書館やカフェなどでは、老若男女が静かに本を読んだり勉強したりしていますよね。
その真剣な姿を見ると自分も頑張らなくちゃと思わせてくれます。
こうした心理を「観察学習」と言い、他者の行動を観察することで自分も行動が促進されます。
勉強する場所を変えることで、新しい刺激と集中力の向上が期待できます。
軽い運動を取り入れる
疲れているところ運動なんてと思うかもしれませんが、軽い運動は脳を活性化させますし、集中力が上がると言われています。
ジョギングや筋トレまでいかなくても、ストレッチやラジオ体操のように身体を少し動かすだけで大丈夫です。
運動をしたら、ソファに座ってゆっくりしたくなるかもしれませんが、それでは現状と同じ習慣ルートになってしまいます。
運動したら、勉強机に座るルートを作っておいてください。
新しい習慣化を実践しましょう
まずは次の流れで実践してみてください。
徐々に新しい習慣化のルートが出来上がっていきます。
- 自分の現状の勉強に対する習慣を確認してみてください。どのような行動が習慣となっているでしょうか?
- 次に、それをどのように改善できるか考えてみてください。新たな行動ルートを作り出すために必要なことは何でしょうか?
- 勉強の目的を再確認して、それを毎日見られる場所に書き出してみましょう。
- 小さな目標から始め、その目標を達成したら、次に少し大きな目標を設定してみましょう。
- 勉強しやすい場所を見つけたり、軽い運動を取り入れてみたりするのもおすすめです。
勉強に関わらず、直したい習慣があれば、今回お伝えした順番で実践してみてください。
最後に
今回は仕事で疲れて勉強できない社会人のための対策をお伝えしました。
仕事終わりの勉強は、キャリアアップや自己成長のために非常に価値があります。
だけど、疲れて勉強する気が起きない、モチベーションが続かない。
私も会社員でしたから、その気持はよくわかります。
しかし、勉強することで、また新しい世界の扉が開けていきます。
そこには、さらなるやりがいやワクワクする出来事が待っているはずです。
ぜひ、今回お伝えした、新しい習慣化をつくる方法を試してみてください。
あなたの職業人生がより充実したものになることを願っています。