総務の仕事で充実感を高めていくための3つのヒントをご紹介!

充実感のある人

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あなたの仕事における充実感は、いま何パーセントですか?

100%と言い切れる人は少ないと思いますので、ほとんどの人が不足と感じているのではないでしょうか。

「充実感」を辞書で調べてみると、「心が満たされている、満ち足りているという心情」と書かれていました。

「心が満たされている」のですから、「幸せを感じている」とも言えますよね。

私は仕事で充実感を高められると、職業人生をより豊かにしていけると考えています。

出世して何十人と部下ができ、年収が1,000万円を超えても「充実感」がないのであれば寂しすぎます。

つまりは、どれだけ充実感を高められるかがポイントになるのです。

総務の仕事は自分だけで完結できないことが多いし、自分の実績や成果が見えにくい。

だから、充実感を感じづらい職種ではないかと思うのです。

そんな総務の人にも今回お伝えするヒントが参考になればうれしいです。

目次

総務の仕事で充実感を高めていくための3つのヒント

プロセスから充実感を高めていく

あなたが仕事で「充実している!」と感じるのはどんなときでしたか?

おそらく、なにかを達成したときのことを思い出すのではないでしょうか。

個人やチームで目標を達成したときなどですね。

歯を食いしばって、努力して、頑張って、ようやく目標を達成できた。

その瞬間は、これまでの苦労が報われたこともあって充実感が高い。

でも、その充実感は翌日から徐々に薄れていきませんか?

なぜなら、すぐに次の目標に向かって動かなければならないからです。

再び苦しい日常が始まります。

「苦しい」→「苦しい」→「つかの間の充実感」→「苦しい」→「苦しい」

こうした繰り返しでは「苦しい」の割合が多すぎて、つらい職業人生になってしまいます。

では、どうすればいいのか?

それは、目標達成だけで充実感を高めようとするのではなくて、

仕事のすべてのプロセスにおいて充実感を高めていくことです。

あなたの仕事における充実感を点数化してみる

雲海と富士山

少し話が脱線しますが、私は登山が好きです。

最近は登れていないのですが、お盆休みなどには友人とよく出かけていました。

登山の醍醐味はなんといっても頂上から見える景色です。

眼前に綿のように柔らかい雲海が広がり、その先には荘厳な富士山が見える。

見渡す限り美しい景色が広がる瞬間がなによりの楽しみでした。

そのために、頂上までの険しい道のりを汗水垂らしながら登るわけです。

でも、この道のりが「苦しい」だけかというと、そんなことはなかったんです。

もちろん、息が上がり心臓がバクバクいうし、身体はたしかにしんどい。

でも、充実感を得ながら一歩一歩進んでいるのです。

山の冷たい空気や小鳥のさえずり、ときおりやってくるなにひとつ聞こえない静寂など

ああ、心地いいな、充実しているなと、思えてきます。

登山と一緒にするな!と思われるかもしれませんが、こんなふうに仕事のプロセスでも充実感があればいいですよね。

充実感を自己採点する

そこで、まずやってほしいのは、今の仕事の充実感を点数化することです。

過去から現在までを振り返ってみて、いま何点なのか点数化してみましょう。

ポイントとしては、どれくらい仕事ができたかという「量や結果」よりも

どのくらい充実感があったかという「質や密度」を重視して点数化します。

例えば、あなたのつけた点数が40点だとします。

充実感100点を目指すには、あと60点足りない。

この60点の差が理想とのギャップなわけですね。

このギャップをプロセスの充実感を高めることで埋めていくのです。

プロセスの充実感を高めていく3つのポイント

では、どのようにプロセスの充実感を高めていけばいいのか、今回は3つのヒントをお伝えします。

①自分にとって大切なことを大切にしていくこと

他人を気遣う人

仕事をするにあたって、あなたが大切にしていることはなんでしょうか?

今、パッと思いつかないかもしれませんが、必ずあるはずです。

例えばですが

  • 他者を気遣うこと
  • 与えること
  • 分かち合うこと
  • フェアであること
  • 正直でいること
  • 最善を尽くすこと

など、人それぞれ大切にしていることがあると思うのです。

仕事をする上での指針のようなものです。

目標のように達成したら終わりになるものではなくて、ずっと大切にしたいと思うことです。

詳しくはこちらの記事にも書いています。

例えば

「他者を気遣うこと」を大切にしているのなら

部下や同僚が困っていたら、声をかけてあげたり、手伝ったりしますよね。

「最善を尽くすこと」を大切にしているのなら

日常の書類作成でも、もっと効率よく出来ないかと考えて書きやすいフォーマットに変えてみたり。

誰かに評価してもらうためとか
いい人に思われるためとか
誰も評価してくれないとか

そんなことを考えてのことではなくて

ただ純粋に自分が大切にしたいことを大切にしていると思えるとき、人は充実感が高まります。

②自分の成長に目を向けること

自分の成長に目を向けること

この「成長」とは、あくまで自分視点での成長のことです。

たとえば、上司から「成長してない」と言われたとしても、自分が成長できているなと思えればOKです。

逆に、上司から「成長しているぞ」と言われても、自分が成長できていないと思うのなら充実感は高まりませんよね。

あくまで自分視点で自分の成長に目を向けてみるのです。

本を読んだり、セミナーを受けたりして、新しい知識を取り入れ、それが仕事になにかしら活かせたのなら、それも成長のひとつです。

年齢があがり仕事の経験が増えるにつれて、自分の成長を感じにくくなっているかもしれません。

でも、その成長って大きなものでなくていいはずです。

資格の勉強をしているのなら「資格取得=成長」と捉えているかもしれません。

でも、そんなことはないですよね。

資格を取得しなくても、勉強した知識は自分のものになっている。

それも立派な成長です。

大きい、小さいに関係なく「自分が成長できたなあ」と思えるとき、人の充実感は高まります。

③他者に貢献していることに目を向けること

これも先ほどの成長と同じで、自分視点での貢献です。

例えば

  • 年末調整書類の書き方がわからない社員に教えてあげる
  • 福利厚生の申請方法をわかりやすく書面にして伝えてあげる
  • シュレッダーのゴミ袋やコピー機のトナーを交換する

など、日常業務でも会社や社員のために貢献していることってたくさんありますよね。

そんなことたいしたことじゃない、と思ってしまえばそれまでです。

でも、これも貢献したひとつなんだなと思えるとき、人の充実感は高まります。

こころや身体が震えるような大きな充実感じゃなくてもいいじゃないですか。

小さくても日常でたくさんの充実感を感じられたほうが職業人生をより豊かにしていけます。

最後に

今回は仕事で充実感を高めていくためのヒントについてお伝えしました。

目標達成だけで充実感を感じようとすると「苦しい」の割合が多すぎて、つらい職業人生になってしまいます。

だから、仕事のプロセス全体からも充実感を高めていきましょう。

そのためのヒントを3つご紹介しましたが、自分にあっていると思うところから始めてみてください。

プロセスにおけるひとつひとつの充実感は小さなものかもしれません。

でも、私たちが働く何十年という長い年月を経て積み重なっていくとき

気づけばあなたを支える大きな充実感に変わっていきます。

ぜひ、プロセスの充実感を高めていってくださいね。

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