コーチングに自信がない人が最初のクライアントを持つためにやること

友人に受けてもらったセッション。

相手からの思いがけない言葉に頭が真っ白になって、次の言葉が出てこない。

友人は「受けてよかった」と言ってくれたものの、「やっぱり私のコーチングなんて、まだまだだ」と落ち込む。

本は何冊も読んだ。講座にも通った。学びはひと通り終えたはずなのに、自分のコーチングに自信が持てない。

だから「これでお客さんは満足してくれるのか・・・」という不安が消えず、クライアントの募集は先延ばしにしたまま。

この記事はそんな状況の方のために書きました。

結論を先にお伝えすると、自信は「目の前のお客さんを全力で救う」と、100%決めてしまえば、後からついてきます。

ここからは私自身の体験を交えてお話しさせてください。

目次

「自信がついてから」では始められない

コーチングに自信が持てない人の多くが、こう考えています。

まず自分のスキルを完璧にしよう。上手にできる自信がついてから、募集したほうがいい」と。

まじめな人ほど、この考えにとらわれがちです。

お客さんに迷惑をかけたくない。中途半端なものを売りたくない。

その誠実さは、とても大切なものです。

ただ、ここに落とし穴があります。

「自信がついたら」のゴールは、いつまで経ってもやってこないからです。

練習セッションをすれば、できなかったところが目につきます。

本を読めば、知らない理論がまだあると気づきます。

学べば学ぶほど「まだ足りない」が増えていきます。

だから永遠に「もう少し」と先送りが続いてしまうのです。

インプットと練習だけが積み上がり、肝心の「実際のクライアントと向き合う経験」はゼロのままです。

この一番自信につながる経験が、一番後回しになっているのです。

「いつか自信がついたら」と待っている限り、スタートラインから踏み出せません。

自信をつける前に「やる」と決めてしまう

実をいうと、私自身も起業したばかりの頃は、「まだ実力が足りない」と感じて足踏みしていました。

そんな私が大きく変わるきっかけになったのが、コーチングの師匠から教わった言葉でした。

「99%の決断がいちばん苦しい。100%決めてしまえば、楽になる」

自分にやれるだろうか・・・

サポートできるだろうか・・・

こうした問いが頭の片隅でぐるぐる回り続けると、何もしていないのにエネルギーだけが減っていきます。

車でいえば、停まったままアイドリングでガソリンを消耗しているような状態です。

この師匠からの言葉に背中を押されて、私は自信がないまま募集を出しました。

「目の前のお客さんを、全力で救う。やる」。そう100%決めたのです。

不思議なもので、いったん「やる」と100%決めてしまうと、あとは「どうすればお客さんの役に立てるか」だけを考えられるようになります。

足りないところは、本を読めばいい。先輩コーチにアドバイスをもらえばいい。

それまで迷いに使っていたエネルギーを、まるごとお客さんのために注げるようになりました。

そして私は、最初のお客さんを、昔の自分と同じような悩みを抱えた人にしました。

自分も同じところで苦しんだ経験があるからこそ、相手の気持ちが手に取るようにわかるし、どうやって抜け出したかも一緒に話せます。

完璧なスキルはなくても、これなら役に立てると思えたのです。

そうやって、できることは全部やると決めて、セッションに臨みました。

しばらく経った頃、そのお客さんから言われた一言を、今でも覚えています。

「あなたにお願いして、よかったです」

その一言が、何よりの自信になりました。

自分のコーチングで、目の前の人の役に立てた。

この事実が、「私なんかで大丈夫だろうか」という不安を、自信へと変えていったのです。

コーチングでいうエフィカシー(自己肯定感)、つまり「自分はやれる」という感覚は、こうやって上がっていくのだと、身をもって知りました。

自信は「やる」と決めて動いたあとからついてくる

ここまでの話を、ひと言にまとめます。

自信は「やる」と決めて、動いたあとについてきます。

では、どのように動いていけばいいのか順番にお話しします。

いま何パーセントかを数える

「100%決める」と言われても、最初から100にするのは難しく感じるかもしれません。

そんなときは、まず「いま自分は何パーセントだろう」と考えてみてください。

たとえば「いまの自信は70%」と数字にすると、「では足りない30%は何だろう」と、その正体を探しにいけます。

「セッションの進め方に自信がない」のか、「料金を言うのが怖い」のか。

漠然とした不安のままでは動けませんが、正体がはっきりすれば、ちゃんと手を打てます。

自信は、やりながらつけていく

正体がわかったら、あとはその自信をどうつけるかです。

ここで大事なのは、すべてに自信がついてから始めようとしないこと。

最初から完璧な人はいません。

自信のない部分は、お客さんに全力で向き合いながら、ひとつずつ自信に変えていけば大丈夫です。

先ほどお話ししたように、私も「やる」と決めたあとで、足りないところは本を読み、メンターに相談しながら進めました。

まずは一人、継続で受けてもらう

最後のステップは、とにかく具体的に動いてみることです。

いきなり「有料で何人もの継続クライアントを集める」と決める必要はありません。

たとえば「お試しで低価格でいいから、まず一人だけ、3回の継続で受けてもらう」。

それでも不安なら、「もし満足してもらえなければ返金します」と保証をつけてみる。

ハードルを下げれば、最初の一歩はぐっと踏み出しやすくなります。

実際に受けてもらうと、「思ったより力になれた」「ここが難しかった」という手応えや気づきが得られます。

そうやって動いていくと「自分にもできた」という経験が積み重なっていきます。

その積み重ねが、少しずつエフィカシー(自己肯定感)を押し上げてくれるのです。

自信は、動き出したあとから、ついてくるものなのです。

まとめ:自信がなくても、最初のクライアントは持てる

自信がつくのを待っていても、その日はやってきません。

先に「目の前のお客さんを救う」と、100%決めて動き出せば、自信はあとからついてきます。

完璧になってからでなくて、いいんです。

いまのあなたのままで、最初のクライアントは持てます。

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