コーチング実績なしでも大丈夫。最初のクライアントに選ばれる理由

体験セッションの募集を告知しようと、パソコンに向かう。
告知の文章は、もう書けている。あとは、公開ボタンを押すだけ。
でも、その指が、どうしても動かない。
「実績もない私が、お金をいただいてセッションをしていいのだろうか・・・」
頭のなかで、その問いがぐるぐると回りはじめ、結局、書きかけの告知文を下書きに戻してしまう。
そんな方は多いのではないかと思います。
過去の私もそうでした。でも、実績がゼロのまま、最初のクライアントから「あなたにお願いしたいです」と言ってもらえたのです。
この記事では、「コーチングの実績がない」と悩んでいる方に向けて、実績がなくても最初の一人に選ばれる理由をお伝えしていきます。
「コーチングは実績がないと売れない」は思い込み

SNSを開き、実績豊富なコーチの投稿を見ると、お客さんの声がたくさん掲載されている。
今日もお客さんが増えました!と、喜びの声が目に飛び込んでくる。
そんな投稿を見るたびに、「私はなんの実績もないし……」と落ち込んでしまいませんか?
そして、いつのまにかこんなふうに思い込んでしまうのです。
- 「実績がなければコーチングは売れない」
- 「立派な資格や肩書きがないと信用されない」
- 「実績がないから、選んでもらえない」。
世の中にあふれる成功者の発信を見ていれば、そう刷り込まれてしまうのも無理はありません。
でも、この思い込みこそが、前に進めない原因になっています。
実績がないから募集できない。募集しないから、実績はいつまでもできない。
これでは、いつまでたっても抜け出せませんよね。
そもそも、お客さんは本当に「実績の数」だけでコーチやカウンセラーを選ぶのでしょうか?
私の体験から、お話しさせてください。
実績ゼロの私が選ばれた理由

私が起業して初めて有料で契約してくださったのは、職場のパワハラに苦しんでいる方でした。
上司から「お前は使えない」と言われたり、無視されたりと苦しんでおられました。
実は、私自身も過去に同じ経験をしています。
仕事で追い詰められ、苦しみ、それでも時間をかけて、なんとかそこから抜け出してきました。
コーチングやカウンセリングを学ぼうと思ったのも、この経験があったからです。
同じように苦しんでいる人の力になりたい。その想いが出発点でした。
セッションで、私はその話をしました。
自分がパワハラに遭って、そこからどうやって立ち直ってきたか、なぜこの仕事を選んだのか。
飾らずに、自分の経験をそのままお伝えしたのです。
すると、「あなたにお願いしたいです」とサービスに申し込んでくださったのです。
実績は、ひとつもないのにです。
私を選んでくださった決め手を後から聞いたところ「この人なら信頼できると思ったから」と。
人は、自分を理解してくれる人に心を開きます。
すごい実績を持つ人よりも、自分の気持ちをわかってくれる人にこそ、本当の悩みを打ち明けたくなるものです。
パワハラや人間関係のような繊細な悩みなら、なおさらそうではないでしょうか。
そうやって「この人になら心のうちを話せる」と感じてもらえることが、信頼につながっていきます。
そして人は、信頼できると思えた相手だからこそサービスに申し込むのです。
実績は信頼をつくるうえでのひとつのパーツに過ぎません。
その信頼は、あなたが乗り越えてきた経験そのものからも生まれるのです。
実績がなくても、信頼につながるものをすでに持っている

「実績がない」という言葉からは、何も持っていない自分を思い浮かべてしまうかもしれません。
でも、あなたの中には、お客さんからの信頼につながるものがすでにあります。
1. 同じ痛みを知っているという安心
あなたの人生を振り返ってみると、いくつもの悩みや苦しみを乗り越えてきたのではないでしょうか。
転職、人間関係、子育て、介護、病気など、いろいろありますよね。
その経験があるからこそ、今まさに同じことで苦しんでいる人の気持ちが痛いほどわかるはずです。
相手の痛みに共感できますから「この人なら、本当の気持ちを話しても大丈夫」と感じてもらえます。
それはお客さんにとって安心材料になり、信頼への入り口にもなります。
2. 自信を持って対応できる
実績がないうちは、まだ自分に自信が持てないかもしれません。
でも、自分が実際に通ってきた道のことなら、話は違うはずです。
どこでつまずきやすいのか、どうすれば少し楽になるのか。
それを身をもって知っているからこそ、本で読んだだけの知識とは違う、自分の言葉で応えられます。
「こういうときは、こうするといいですよ」。同じ悩みを持つ人を前にしても、あわてず、落ち着いて向き合えるはずです。
その落ち着いた態度は、相手にも伝わるものです。
「この人になら任せられそう」。そう感じてもらえることが、信頼につながっていきます。
3. 心を込めて向き合える

あなたがコーチを志したのは、「同じように苦しむ人の力になりたい」という想いからではないでしょうか。
その想いがあるからこそ、目の前の人に「この人をなんとかしたい」と、全力で向き合えます。
どうすればこの人の力になれるのか。それを真剣に考えて、自分にできることを精一杯尽くせます。
その真剣さは、相手にも自然と伝わるものです。
「この人は、私のために本気で向き合ってくれている」。そう感じてもらえることが、信頼になっていきます。
この3つは、特別な才能ではありません。
あなたがこれまで生きてきたなかで、すでに手にしているものです。
実績がなくても、信頼につながるものを、あなたはもう持っているのです。
まとめ:実績は「始めたあと」についてくる
「実績がなければ選ばれない」。多くの人が、そう信じています。
でも、それは思い込みです。
事実、私が最初のクライアントに選ばれた決め手は実績ではありませんでした。
お客さんが私の経験を聞いて「この人ならわかってくれる」「信頼できる」と感じてくれたからです。
たとえ実績がなくても、信頼につながるものを、あなたはもう持っています。
「お金をいただいていいのか」と、もう迷わなくて大丈夫。
あなたの経験を、安く見積もる必要はありません。
だから、実績にとらわれずにスタートしてみてください。
きっと、あなたの経験を必要としている人が待っています。
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